昨日は久しぶりに
廻らないお寿司
食べにいってきました。
寿司 かげ山。
このお店は大阪の
堺は福田という所にある、
カウンター８席の
こじんまりとしたお店です。
大将は
大阪では老舗の寿司店
福喜寿司で長年修行された方です。
大阪の老舗寿司店の味を
堺のこんな片田舎で
（福田の皆さん、ごめんなさい！）
食べる事ができるなんて～(笑)
恵まれています✨
このお店では注文したことがなく
全て大将におまかせです。
一貫ずつ、握って頂けます。
私はイカアレルギーなんですが
そういう時はさらっと私の分だけ
「蛸」を握ってくれたりします。
ありがとう～大将！
最初の一貫はいつも
マグロの漬け。
昨日はそこから
（もう順番は忘れましたが）
中トロ・鱧・雲丹・エンガワ・赤貝
イワシ・サヨリ・蛸・エビ
などなど。。。怒涛の責めでした(笑)
鱧が出てきた時は
かなりテンション
夏ですな。。。
そして、福喜寿司と言えばこれ！
穴子。
昨日は丁度丑の日だったので
鰻もでるのかなぁ？
って思っていたのですが
残念！鰻は出ませんでした(笑)
そうなんです。
目の前のケースに入っているネタが
全て出てくるとは限りません。
お客さんから注文があれば
握らなくはないそうですが、
大将におまかせの場合は
出てこなかったりもします(笑)
そして・・・そして・・・
昨日のネタの中で
これが１番だった！
っていうのが・・・こちら！
「しんこ」
大阪で「しんこ」と言えば
春に出てくる
「かますご」の事だったりもします。
でも、昨日の「しんこ」は
コノシロの稚魚の「しんこ」
関東地方では
4cm-5cmまでの幼魚を「しんこ」
7cm-10cmぐらいは「こはだ」
と呼ぶらしいです。
大将曰く、
今日のは小さくて小さくて・・・
「しんこ」の握り一貫につき
何枚もの「しんこ」が使われています。
５～６枚はあるかと・・・
も～ね～
めっちゃ美味しかったです。
この一瞬の季節。
この時期にしか
お目にかかれない食材。
そういう物に巡り合える幸せ！
生きてて良かった～！
ところで・・・実は
私はそんなにグルメではありません。
美味しいものを探して食べ歩く、
という訳でもありません。
でも、ここのお寿司は
シャリのほぐれ方が秀逸なんです。
こんな私にでもわかるんです。
ほろほろと口の中でシャリがほどけます。
お～！うまそ～！
一度食べに行ってみよう！
と思われた方。
おまかせでお願いする場合、
お酒も含めてお一人様
ご予算、１万円ちょい越えくらいです。
私たちがいつも頂くお酒は「白雪」。
冬でも夏でも熱燗。
これがまた、抜群にうまし！
酒蔵から直で仕入れてるとのこと。
いつもいつも、頂き過ぎてしまいます。
美味しい物を
目で味わい、舌で味わい。
美味しい蕩けるような
お神酒を頂き。
何を話しても大丈夫な
心許せる人が隣に居て。
あ～幸せでおまっ！
お寿司を一緒に食べてるこのお方。
いつもご馳走して頂いております。
この方は、私の人生に
大きな大きな影響をもたらした
私の数少ない、尊敬する方。
この方は、例の・・・
「オールを取り戻すまでの話」に
いずれ登場してくることになります。
今の私があるのは、この方のおかげ。
そう言っても大袈裟ではありません。
知り合ってから既に３３年。
長いお付き合いをさせて頂いています。
ところで日本橋にある
今年の１０月から休業されるとの事。
梅田と難波にある支店は
残るとのことですが
本店の方は、
二代目がなかなか苦戦されたとの事。
かげ山の大将も奥さんも
・・・なんですかね～と
寂しそうにされていました。
老舗のお店が暖簾を下すのは
なんだか切ないですね。
本店のお寿司、閉めてしまうまでに
一度頂いてみたいな～
とも思うのですが・・・
私は
「かげ山」のお寿司だけで
十分です(笑)