ハンティングの際、姿をみせない獲物がその存在を、
例えば排泄物や足跡、折れた枝で示すとき、
それを新鮮な道しるべであることから【フレッシュ・サイン】というそうで。


村上龍著『愛と幻想のファシズム』を読んだ。

よくみてみれば自分が生まれた年の発行だった。


主人公はハンターの青年。
この世のすべてが真実ではなく、
虚構でつくりあげられている事実にヒューマニズムの抜け殻を感じる。

政治、経済、法律、教育、金融あらゆる接点がリアルに描かれ、
すべての大きな壁として存在していた世界でその脆さがあった。

ガンジー・キング・ヒトラーはそれぞれの【正義】を掲げ、
人々に支援されながらその【正義】を実行した。

【正義】は力の象徴だし、勢いがある。軸となり、回転する。


日々の生活で、どこに【フレッシュ・サイン】を見つけるだろう。
なにをみて【フレッシュ・サイン】とうけとるだろう。

何を手にするかで、次のサインも出方をかえてくるのかもしれない。


フレッシュサイン
犬にとってここは天国かゴミ山か。


2015.9.11