「ためいき」 モルゲンシュテルン  藤原定訳


ひとつのためいきが 夜の氷の上でスケートしながら
愛とよろこびを 夢みていました。
町の城壁のあたりのところで 城壁の建物は
まっ白にかがやいていた。

ためいきは ひとりの少女のことを思いつめ
熱くなって 立ちどまったのです。

すると――足もとのスケートリングがとけて
彼が落ちこみ――もう見えなくなりました。


グラフ
ためいきは城へむかっていきました
なんだかここからは城も間近に感じられ
ただとどまることの知らないそれは
いつまでも城へむかって流れるのでした



2014.7.18