能には『羽衣』という作品があるそうで。
清らかな世界で、
どんな人間でも心の奥では清らかなもの憧れているとはっと気づくと誰かが。
舞台の人々を通して、
常日頃考えない心の中を改めて省みるそういった時間は、
今考える以上にこの先蓄積していく質も変わっていくような。

作者である世阿弥は「離見の見」を大切にしていたんだとか
つまり、己を離れ、観客席から見るつもりで、演者の自身を見るという。
演者がまたこういう意思で演じているからなのか、
誰かはその演技の先に清らかなるものへの憧れを感じたんだろうか
2014.2.3