そろそろ閉幕する東京の英国画家ターナーの展覧会。

理髪店を営む父は、
こぼれたミルクを用いて絵を描こうとする息子の才に幼少期から気づき、
通りに面する窓に洗濯はさみで止めては数シリングで売り、
近所の人々に将来息子は画家になるんだと豪語していたんだとか。

14歳で美術学校に入学し、
17歳にはロイヤルアカデミーへの出展を許された、
パンテオン座、オックスフォード・ストリート、火事の翌朝
という作品を手がけた。

22歳には、
月光
を手がけ、
26歳にはロイヤルアカデミーへ若くして選ばれる。

古代ローマの詩人ウェルギリウスの『アエネイス』を愛読し、
ディドとアエネアス
という古代ローマの風景画が荘厳な背景に描かれてあって、
両人が結ばれる狩りに行く直前の場景なんだとか。

44歳ではじめてイタリアに行った彼は、
同国出身の詩人バイロンの著作に尚感化し、
絵画の表現を用いて、
みる人の感情を揺さぶろうと、
絵画に合った詩を刺しいれることもしばしば。


展覧会には彼の晩年の作品もあった。
人の一生手がけたものが2時間そこらでみることはできても、
何が観察できたんだろう。



ターナー
ボーツマス港に拿捕されたデンマークの2隻を描いたもの
みたものを描かねば
という姿勢が強かったらしいターナーさん。
逸話らしいけれども老年になっても、
荒れ狂う海上へは自らをマストに縄でくくりつけそれを経験し、
あそこにはもう行きたくないと極寒の地へも身を運んだんだとか



2013.12.15