知人の教え子で、
何度も何度も空を飛ぼうとしていた園児がいたそうで。

いつも言うそうです。

「空を飛びたいな」と。


諦めきれず、
ある日園に、
鳥を打ち取る自作の道具も作ってきたんだとか。

あの羽があれば、空も飛べるはずだと。


でも、
「鳥さん可哀想だよね。羽がなくなったら」
との一言で、鳥に共感したのか、
とぼとぼ帰っていったらしい。


また別日。

給食に鳥がでた。
やっぱり彼は諦めきれなかったんだろう。
先生に許可をもらって、
肉付きの手羽先を残した。
友達にもらった骨だけの手羽先と自分の肉付きの手羽先。
これを両手に持って、
滑走路とジャンプ台を用意して、
何度も何度も飛ぼうとしたんだとか。

結局、
「お肉じゃなくて、羽じゃなきゃだめなんだね」
と諦めたらしい。

ただきっとまた、
「空を飛びたい」
と思うんだろう。

一度は自分なりに空に近づいたんだから、
今までとは違うようにみえるその空を見上げながら。


$5udaのブログ-sky
今日も誰かがこの空を飛ぼうとするんだろう


2012.12.4