宮本輝の五千回の生死を読んだ。

すべて短編で内容というならば、
主人公は小さい子から老人、年齢不詳等なのだけど、

1日に五千回も死にたくなったり生きたくなったりする、
変な男との友情物語があったり、

トマトが食べたいと行って死んでった労働者の残した1通の手紙の話があった。


話は常に唐突に始まる。
何気ない日常の、
何気ない人々の生活が。
今過ごしているこの空間から何も変わらずに。
だからなのか、余計に身体にすーっぅと物語が入ってくる。
だからなのか、不思議と身近に感じる。

描かれているのは決して特別な人ではない。
強くもないし器用でないし、むしろ悩んで苦しんでもがいている。
なんだか、がむしゃらに生きてる。

あぁ、こういう本っていいなって思った。

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2012.11.20