新しい家に移ってから2ヶ月。
先日はじめて移り住んでから、どうしても慣れなかった音楽や声がひゅっと消えました。

引越し当初、クパー(お坊さん)が亡くなった儀式のために、
約1ヶ月間、朝から晩まで大音量のマイクからお経や歌、説話が聞こえてました。

ラオスの人にとって、お寺は生活の一部分です。

実際に慕われていたクパーだったみたいなので、日に日にいろんな人がお参りに来てました。


隣国タイから、彼にはお世話になったからときていたジャーナリスト。

いつもは夜9時には寝ると行ってた学生も、
お葬式当日のクパーの火葬に使う薪を8時半まで割っていました。

お母さんにくっついてきたちっちゃな子も、
体の半分はあるだろう斧を器用に使ってました。

みんな自分の時間を使って、亡くなったクパーのご供養のためだと言って黙々と仕事をしてました。
自分の時間を供養に使うということは、いつか自分に還ってくるのだからと言ってました。


お葬式当日は、いつもは居ても50人ぐらいしかいないお寺に2000人以上の人がきました。

亡くなった人を笑って送り出そうという考えから、ラオスではお葬式はお祭りをします。

出店やラオス人が大好きな賭け事、お酒はさすがに飲まないみたいですが、
夕方4時ぐらいから10時までずっとどんちゃん騒ぎをしてました。

最後は火葬のために組まれた台にオイルたっぷりかけて思いっきり燃やします。
その火が消えてなくなるまで、多くの人がその火をみながら何かを考えているようでした。

ラオスには生まれる前は?という問いに対して
ຂ້ອຍຍັງເປັນລົນເປັນແລ້ງ
(私は風だった)
という言葉があります。

もしかしたらラオスの人は亡くなった後、
風になってまた生まれ変わると考えているのかと思うと、
つよくてきれいな考えの国なんだなと思いました。

死ですら笑いで迎えられるこの国に、
生の強さを感じた日でもありました。
5uda@Laos-薪を割る子どもたち
薪を割る子どもたち
5uda@Laos-賭け事をする子ども
賭け事をする子ども
5uda@Laos-賭け事をする大人
賭け事をする大人
5uda@Laos-ジュワ(小坊さん)
ジュワ(小坊さん)
5uda@Laos-祈る人たち
祈る人
5uda@Laos-祈る人
祈る人
5uda@Laos-火葬
火葬
5uda@Laos-火をみる人たち
火をみる人たち
5uda@Laos-クパー
クパー