一昨日、若い頃から兄ィと慕ってくれる後輩から連絡が来た。

孫が産まれたと。

おめでたい話だから、素直に祝福したのだが…

祝福した後に、自分の幼さに複雑な気持ちになった。

私も、もう赤いちゃんちゃんこが見えてくる年齢。

昔見た、そんな年齢の人達は、もっと落ち着いていたなぁ…


そんな後輩の結婚式の時の話。

地元で一代で成長させた会社を経営する家の一人息子、そんな家なので、披露宴も結構な人数が来てた。

披露宴ですっかりリラックス&酒呑みモードに入っていた私。

司会者が「では、此処でスピーチを賜りたく思います。

新郎が公私共にお世話になっています…」

そう言っているのを聞きながら…

『そうかぁ…そんな人が居るなら、安心だな』

そんなふうに友達と語らいながらビールを飲んでいると…


「AXIS様、新郎から家庭円満の秘訣をお話いただけたらと思います。」


聞いた瞬間、盛大に吹きました。

だって全く、そんな話無かったんだもの。


ゲホゲホと咽せながら『俺?!』そう言いながら、自分に指差しアピール


きったねぇ!と、俺の吹いたビールを、自分のスーツから拭いている友達。


そこで何のスイッチが入ったのか?

手酌でグラスにビールを注ぎ、一気飲み。


壇上でスピーチをしたのですが、完全にアドリブどころか、今をもっても、その時何を話したのか?サッパリ覚えていません。


なのに、スピーチが終わった時、はぁ?ってくらいの拍手。

席に戻った時に周りから、そうかぁ…あいつの事、そんなふうに思ってたんだ…

そうウルウルしてるキモい友達。


しばらくして新郎のお父さんが、感動しました…その様に言い、お酌をしに来てくれました。

正直なところ…そう言われましても…

『すみません!何も覚えてなくて!多分失礼なことを…』そんな事を、初対面のお父さんに言う俺…


後日めっちゃ説教をしたのですが…


それから早い事25年…


2年前には、そいつの娘から電話が来て、「もう1人のお父さんと思ってるからスピーチして!」

その様に嬉しい言葉を貰ったけど、『今身体が無理で出席出来ない…ごめんな…』

そう言うと、

『そうじゃ無くて、今披露宴で電話がスピーカーから流れてるから、このままスピーチして』また盛大に咽せた…


四半世紀を過ぎて、同じ事しようとは…


呑みの席とか、予告の無い時が、人間本音が出るし面白いんだ🤣

そう教えたのは俺だけど…

この親子は本当に…


そっかぁ…

俺の手を握って、コンビニ行きたい♪お菓子欲しい♪おもちゃ欲しい♪

そんな風にせがんだあの子も、もう母親か…

一度産まれた子の顔見たいなぁ…