就労支援の指導員を初めて3年目。

どうにも困ったねぇ…ってくらい、利用者さんに同じ事を口にされる。


それは…

「人脈が欲しい!」

「人脈を作りたい!」


ん〜…

困ったねぇ…

どうも人脈を持てば何とかなる…

そんな有り得ない勘違いを植え付けられてるようなんだよね…


理由は分かる…って言うか、単純な話、入り易い情報の悪影響。

YouTuberだったり、ホリエモンの様な輩、ネットビジネス的なセミナーとかで、やたら人脈!人脈!って言ってるから。

確かに人脈は大事、それは商売をする時の基本で有り、最大の武器だから。

だが同時に、人脈って物はそう作れるものでは無くて、大半の物は人脈チックな勘違いで終わってる現実。


あまり厳し過ぎる事は、社会に馴染めなかった人達に言いたく無いのだが、妄想を通り越した物語に浸らせてると、ますます前に進めず悪影響なので仕方ない…と思いつつ言いました。


人脈とはギブアンドテイクの上に成り立つ物、挨拶を交わしただけでは人脈などでは無い。

それでは知り合いにすらなれない。

貴方たちの求める人脈になる人達に、貴方たちは何をしてあげられる?

何もしてくれない人に、人は何もしてあげないよ?

家族や血縁、恋人でも無いのだから人は無償の奉仕をしてはくれない。

人脈を作りたいので有れば、先ずは自分が人脈として求められる人になってください。

それまでは無理です!


昔から言われる事で、その人の縁の中で一番偉い人を紹介して貰えば、5回繰り返せばアメリカ大統領にも繋がると言う…


私の地元繋がりなら

市役所職員→市長→県知事→総理大臣→アメリカ大統領


支持し友人関係の医師が県医師会の常任なので、医師→日本医師会長→総理大臣→アメリカ大統領


その様に立ち位置が高い位置に有れば、より少なくそこに辿り着けます。


が…今の私だと、地元繋がりでのルートは市役所職員→市議会議員→県議会議員程度で止まるでしょう。

友人の医師ルートでも、医師→県医師会委員で止まると思います。

もしかしたら日本医師会委員に繋がるかも知れないけど、せいぜいそんな物でしょう。

何故?って言われたら、そこには紹介者のメンツやリスクが有るから。


その程度…と言いながら、そこに行ける価値を見出してくれる事は、本当にありがたいと思う。


まるでマジックワードの様に言われる[人脈]って言葉、口にするのは簡単だけど、作るのは容易くは無い。