4月から医療費に関わる事がしれっと変わりました。


保険証をマイナンバーに紐付けして保険証として使わせたら、診察に20円上乗せになるって、IT化進めたいの?後退させたいの?バカなの?ってのは報道されてる通りです。

(マイナンバーカードに紐付けしても、今迄の保険証を窓口で出したら、今までどおりの金額です。

紐付けしてマイナポイントは貰っても、保険証として使うと損だけするので、ポイントだけもらって使うのやめましょう。)


それとは別に、厚生労働省の指導で1度に処方できる薬剤の量が引き下げになりました。

それも慢性疾患に対応する物が…


なんでそんな事するの?

その背景は分かりきってます。

実際今の病院経営は厳しい、今のって言うか、この数十年そうなのですが…

医療費削減を叫ばれて、医療点数(商売で言う小売単価だと思って下さい)はどんどん引き下げられる。

そんなんじゃ病院経営は出来ない!って声は、当然医療従事者・病院経営者から上がる。

特に地方は病院を撤退せざる負えないって話になると、利用者はそれは困ると文句を言う。

収益は増やさないといけない、だけど予算は振りたく無い(勘違いをされたく無いのですが、一般病院の勤務医って時間単価に直したら、サービス残業だらけで最低賃金下回ります)、じゃあどうする?って話になります。


単純に医療点数を昔に戻すのが効果的(医師会とか病院経営の発想)、だけど批判されたく無いので一度下げた物は戻したく無い(厚生労働省や国会議員の発想)、でも業績は上げないとライフラインを保てない…

税金負担は出来ない…


じゃあこうしよう!

来院回数増やせば良いじゃん!


来院回数増やすにはどうしたら良い?

絶対来なきゃいけない、慢性疾患者にこさせりゃ良いじゃん!


その為にはどうする?

出せる薬の量減らせば、来る回数増やせるじゃん!


ざっくり言うと、こんなクソ外道の発想です。


で…

病院はっ?て言うと、収入増かも知れないけど、当然手間は増える。

他の患者の待ち時間が増えるので、不満増加に繋がる。


これって誰得?って話です。


特に今のご時世、出来るだけ来院者増やしたく無いんです。

って言うか、本来病院は来院者を減らせる方向が正しいんです。

極論すれば、怪我や病気の為の仕事なんか無い事が、等しく幸せなはずなんですからね。

誰も怪我や病気せず、出産や看取りだけが医療であれば、そんなに素晴らしいことは無いんです。


どうにもならずに現状維持しか出来ない人を人質に取り、人気を得たくて仕事してますアピールの官僚や政治家には反吐が出ます!


本当にふざけんな!