相方サンタからプレゼント貰いました。
私は相方にキャンパストートバッグとBluetoothイヤホン。


中身はハセガワの1/24 NISSAN U12 ブルーバード。
この冬のハセガワの新作の一つです。


ブルーバード…
今は亡きニッサンの名車種。
特にこのU12と510と910は、1959年から2001年迄10代続くブルーバード史に、名を残す名車だと思います。

個人的に日産の黄金期は2度有ったと思います。1970前後と昭和から平成に変わった頃。
70年前後と言えば名機と言われたS20、平成に変わった頃のRB26DETT、共にスカイラインに積まれた日本を代表すると言っても言い過ぎでは無いエンジンです。
その名車・名機との陰日向に成り爪痕を残したのがブルーバード。
70年前後の黄金期の代表選手はハコスカ事、C10系スカイラインでしょう。
初のGT-R 3代目C10系、その礎であった先代54Bは、羊の皮を被った狼という有名過ぎるキャッチコピーを残しポルシェとの壮絶なレインバトルは語り草です。
だがそんな54や国内レース50連勝…不敗神話とも言われたC10系すら、所詮は日本国内の話です。
その時代に有った510系ブルーバード、ラリーのニッサンと海外に言わしめた、日本車初のサファリラリーでチーム・総合優勝と二冠の栄誉に輝いた、海外に日本車の脅威を見せつけたモデルです。

最も印象を残した910系。
沢田研二のCMコピー、ブルーバードお前の時代だ!は、40代以上なら車に興味のない人でも記憶に残してる人は多いのでは?

そしてU12系…
この車種こそ最強のブルーバード、技術のニッサンここに有り!
その言葉に恥じない名車種です!


かつて日産には901プロジェクトという物が存在しました。
80年代に90年迄に世界一の技術を目指す!ニッサンの意気込みが前面に出た計画です。
その計画の決定版がR32スカイラインGT-R。
このGT-Rが名車種と言われたのは、ハイパワーと耐久性と扱い易さ…それぞれの矛盾を具現化させたRBユニットが注目を浴びますが、車好きに評価を受けたのはむしろ曲がりで、4WDで有りながら駆動配分を変化させるアテーサシステム、前輪と後輪を独立させて舵角を変えるハイキャスシステム。
とりわけ一部の超高級スポーツカーで実装された可変駆動システムは、これを量産車に詰めるのか?!と、当時衝撃が走りました。

そんなアテーサとハイキャスシステム、双方を実装した初のモデルがU12ブルーバードでした。(ブルーバードのFFベースアテーサと、スカイラインのFRベースアテーサE-TSは別物ですが、FFベースアテーサの完成が無ければ、間違い無くアテーサE-TSは無かったと言えます。)

平成を代表する一台名車R32スカイラインGT-R、その影に隠れ礎と成ったのがU12ブルーバードです。

ウンチク長く成りましたね(・_・;
まぁ大好きな一台です。
そんなU12ブルーバード、キットはセダンボディですが、ピラードレス4Drハードトップと、ブルーバードオージーのワゴンボディと、3タイプのボディが存在します。
そして最も売れたのはピラードレスハードトップ。
なのにキットはセダンボディで、エンジン再現されてないのにボンネットとフロントバンパー別パーツ…
これってあれですよね?セダンにしか設定の無かったSSS-Rをバリエーション展開で出す為ですよね?
ねぇハセガワさん?

オチとして思うのですが、最も有名なブルーバードは、たぶん410系ブルーバードですよね。
別名銭形ブル…
ルパン3世カリオストロの城で、銭形警部率いる埼玉県警が多数乗り込んだパトカーです。