どんな物語がありますか?…
って…それはスバルのCMじゃ!
ではではお披露目です。
写真下手で魅力半減

ロードスターと空は似合いだと思います。
太陽光だと何とか…って感じです。
妄想ストーリー…
「お父さん、今日出掛けないなら、物置の冬物入れ替えてね。」
やれやれ…たまに土曜休めたと思ったらこれだ…
「なんだか分からん箱多いな…一度ちゃんと片付けなきゃな…」
冬着やらストーブやら…
「なんだこの汚い箱…」
「あ…俺のNA…納車直ぐの写真だよな…」
「そっか…今頃の季節だったっけ…」
〜scene1991〜
初めて観たのは高校3年の学校帰り…
自転車で信号待ちしてた時に、交差点を横切った真っ赤なロードスター…
初めて観た時は、てっきり外車だと思った。
もう一目惚れで、次の日車に詳しい隣のクラスの、2年の時のクラスメイトに知ってるか聞いた。
「あぁ…たぶんユーノスロードスターだよ」
「やっぱり外車か…」
「違うよマツダの車だよ」
「はぁ?」
「帰りに観に行こうぜ」
ディーラーに有ったそれは、青だったけど確かに同じ車だった。
高校を卒業して社会人になった夏…
初めてボーナスを貰ったのもあって、必死に親を説得した。
とてもじゃないが、ローン組まないと買えないし…
お袋言ってたな…
「ダメよ、そんな屋根も無い遊びの車!」
意外な事に親父は乗り気で、買える事になった。
そんなタイミングでJリミテッドが出た…
「綺麗な黄色…」もうこれしかない!そう思った。
まだまだ親の言う事は絶対だ…
ローンの保証人にもなって貰ったし…
ディーラーに届いたが、任意保険の手続きが済むまで、取りに行く事も持って来てもらう事も許されなかった。
そして全てが整った金曜日…
帰宅後家にあったそれは、まるで宝石にも見えたんだ…
一も二もなく、この日の為に作ったセレクションのカセットテープ1つと財布だけ持って出掛けた…
目的地は特に無い…カセットから流れる佐野元春のヤングブラッズの歌詞の様に、夜道を走った。
何処か海辺の街…ただ缶コーヒーを飲み、ラッキーストライクに火を付けながら、写ルンですで愛車を撮る俺…
カッコつけてんだか?ダサいんだか?…
人心地つきながら、来週は1つ下の彼女をデートに誘おうか?…そんな事を考えてた。
〜そして〜
「お父さんから何か言って!」
そんな彼女は、今妻としてリビングにいる。
やれやら…また娘と何やら揉めている…
「どうした?」軽いトーンでリビングに入ると、何か本を広げ膨れっ面の娘と、困り果ててる妻…
「知らないうちに免許取ってるし、車買うって言ってるのよ!」
「バイトして払うから!」大学に入ったばかりの娘の手元にあったのは、中古車雑誌だった。
マジックで丸を付けてる車はNC…
そっか…もうそんな歳だもんな…それにしてもNCって…
爺ちゃんの処に俺が乗ってたNAがまだ保存してあるから、それに乗るか?って聞いてみようか?…
いやいや…好きな車だから、いつまでも思い出に残るんだよな…
「お父さん聞いてる?!!」似たような声で、一斉に同じこと言われて、現実に戻された…
さて…どうやって纏めようか…
後書き的なもの…
模型趣味を再開するにあたり、NAロードスターを選んだのは、積みの中のパーツ数最少のスケールモデルだったからです。
紆余曲折あり、何とか完成に持ち込めました。
飽きずに閲覧して頂いた皆様、コメント頂いた皆様、初のウレタン塗装にあたり親切丁寧に御指導頂いたマイジェル ナンセル様、複製パーツの提供を申し出て頂いたイソちゃん様…
皆々様に本当に感謝致します。
本当にありがとうございました。