ドア開閉の要、ヒンジの構造を考えます。

先ず実車の形。

フェンダー部分は干渉せず、内装側のボディとドアパネル、双方に受けがあり一軸。
細かい造形は色々ですが、構造的には大体一緒。
この構造によりドアの先端部がフェンダーの中に入ります。
フェンダーを外せなかったり、細かい部分に軸を打つので、1/24でやるのは面倒です。
2代目ソアラは2軸スライドで、ドアの先端部が え?!ってくらい、フェンダーの内側に入ります。
2ドアの長いドアパネルが、狭いスペースでもマジ?!ってくらい開きます。


トミカ型
ミニカーのトミカのドアは、概ねこの形。
強度が稼げて構造が単純。
その代償として、大きくスペースが取れないと、ドアの先端はフェンダー内には入らない、内装を付ける事が前提になるので、ドア全体がフェンダーの外に来る、実車ではあり得ないドアの開き方になる。


逆トミカ型
メリットはトミカ型と一緒。
強度が有って単純構造。
スペースが取れなくても、ドアの先端はフェンダーの内側に納まるので、自然な形でドアが開く。
デメリットは加工精度の重要性と、取り付け取り外しがチョット面倒。


色々考えたのですが…
今回はこれで行きます。

実車型で軸部分をネオジムマグネットでやります。
ネオジム磁石をプラ板で囲み、2つを重ねる事で可動部にします。
ガンプラの関節と近い形です。
基本は実車と同じ1軸構造なので、スペースの問題も自然な開き方も大丈夫。
マグネットを使う事で、制作や塗装中の付け外しもスムーズ。
ボンネットやハッチバックを、開いた状態で固定出来る効果も狙ってます。


それにしても絵と字が汚い…

今回の240ZGの為に、初めてハイキューパーツ買いました。
極小ネオジム磁石です。


直径1ミリ、厚さ1.5ミリ…
こんなサイズあるんですね!


給油口はスペースと強度の問題から、最も単純な1軸構造にします。