これは当時17歳。


私チャコの鮮明な記憶とうろ覚えの記憶です。

















お腹に赤ちゃんがいたのに………












今までに経験した事の無い程の


激痛のまま


帰宅しました。








痛み止めなどの処方はありません。








布団に横になりましたが


気を失う程の激痛が続く為


寝る事も出来ず


かと言って


気を失う事も出来ず


ただただ朝まで


耐える事しか出来ませんでした……













一睡も出来ないまま


朝を迎えました。















チャコが自分で


つよしに連絡をしたのか?


母がしてくれたのか?


全く記憶がありませんが








つよしが


同級生の岸(仮名)と一緒に


チャコを迎えに来ました。








母は家に残り


3人で病院に行きました。











この岸は


チャコとは中1、中2で同じクラスで


中1の時の体育祭で


男女混合リレーのメンバーですが、


中2辺りから急激にグレ始め


岸がイジメた?男子数名が


学校に来なくなりました………ガーン


中2の時に岸が…






小学校の時にオレの事イジメたヤツら全員に

仕返ししたんねん!






と、


言っていた事があります………滝汗


華奢でとても執念深く、


武器を持つと強くなる


随分危ないヤツですが、







会社作って世界征服すんねん!







と、


将来のビジョンは持っている


インテリヤンキーです笑い泣き


少なからず


つよしよりかは頭脳派ですニヒヒ






つよしもこの岸には


頭が上がらない感じでした………


















病院に着くと


つよしに抱えられ


手術室まで連れて行かれました。










大きな病院ではなく


この時は


他の患者さんなどはいませんでした。













少し年配の女の先生は


真顔でつよしに








あなたは待合いで

待っていなさい。真顔










と、言いました。











待合いと手術室の間のドアは


開いたままでした。









朦朧とした意識の中で


チャコは







閉めへんねや………






と、思いました。












テキパキと


看護婦さんに


チャコは手術台に


手足を縛り付けられました。














カチャカチャと


聞き慣れない手術道具を


触る音が聞こえました。

























すると………


一晩耐えた激痛を


遥かに超える痛みが


体中に駆け巡りました………














麻酔などしてなかったと思います………












看護婦さんが2、3人で


チャコの体を動かない様に


押さえ付けていました…………














どれ程の時間だったのでしょうか?


チャコには


長く感じられた時間でしたが


ほんの数分だったのかもしれません………
















チャコは


手術が終わるまで


泣き叫び続けました…………

















きっと


この泣き叫ぶチャコの声を


つよしに聞かす為に


ドアは


開け放たれていたのだと思います………



















病院の先生から


つよしとチャコへの


戒めだったのでしょう……………




























赤ちゃん、ごめんなさい………































チャコは当然の報いだと思いました……………



























一体この時つよしは


何を思ったのでしょうか?


多分………















痛そう…………ガーン

















って、


思っただけだと思います………



















コイツはそんなヤツなんです…………































つづく