前回書いた「痛いところに鍼をする治療」の次に多く見られるのが「冷えているところを暖める治療」です。
例えば足の冷え・腰の冷え・腹部の冷えなどに対し暖めるというものです。

この治療は気持ちが良い半面、標治法(対症療法)であり、根本的に治しているとは言えません。
また、虚血部位には適応ですが、炎症部位には不適応です。

したがって痛いところに鍼をしたり、冷えているところを暖めても改善しにくい疾患を治すことが出来れば差別化できます。
具体的には関節リウマチ、腱鞘炎、ヘバーデン結節、外反母趾などが挙げられます。