最近つくづく感じることは、「足は奥が深い」ということです。
そのまま痛みがある部位に施術しても効果が出ないことが多いです。
その理由として、足のアライメント不整を治す治療をしないと効果が出にくいという事が挙げられます。
また、足のアライメント不整が股関節痛の原因となっている場合もあります。

足のアライメント不整で重要な3つのポイントを挙げます。
1つ目は内反足です。
内返しの捻挫をした後に内反足になる方は結構いらっしゃいます。
内反足になっていると、また捻挫を起こしやすくなります。
また内反足は股関節痛の原因にもなります。

2つ目は足関節が硬いことです。
背屈時の可動域制限があります。
足底腱膜炎・股関節痛の原因となっています。

3つ目は扁平足です。
扁平足では歩行の接地時に衝撃を和らげる機能が低下しています。
外反母趾・足底腱膜炎の原因となっています。

したがって捻挫をし易い方に対しては内反足の治療を、外反母趾の方に対しては扁平足の治療を、股関節痛の方に対しては内反足と足関節の治療を、足底腱膜炎の方に対しては足関節の治療を行う必要があります。