第2回 『Web関連の本の選び方』
第2回 『Web関連の本の選び方』
さてインターネットが急激な進化をみせたように学習方法もいろいろな手段があります。「TV、本、ネット、セミナー、学校、eラーニング」など・・今ではインストラクションデザイン(学習者の自由度の高い学習方法のデザイン設計)も重要視されています。
この中で誰もが「何かをおぼえよう?」と思ったときに1番利用するのが「本」ではないでしょうか。今回「Web製作を理解する」の第2回は『Web関連の本の選び方』です。
書店に行けばWebに関連する本は必ずおいてありますね。こういった本の定番タイトルは「●日で●●がおぼえられる」・「●●でも●●が急激に上達!」こんな感じです。読者にとって、このタイトルは救いの手のように感じられると思います。では、本当に●日で●●がおぼえられるのでしょうか?当然、個々のスキルや読解力の問題がありますので・・・私の体験から解説していきますね。
「7日で●●がおぼえられる」の類の本の落とし穴は、パラパラとめくると1日目はやけにかんたんなのですが、「4日~最終日」にむけて、とんでもないハードワークとなっていくパターンが多いようです。(苦笑)
本の著者自身も締め切りにおわれているのか?・・・この4日目から最終日にかけて、重要な部分を省いていたり、所謂「やっつけ」で書かれているような場合もあります。おかげで何度、実行してもできないなんて・・・無駄な時間を費やしたようなことも多々あります。こういった著者の本は二度と買いませんが・・・
次に読み手の本を選ぶうえのポイントをお書きします。
PONT-1
ペラペラめくったときに前書きや前半のページだけで選ばずに、最後まで
理解できるかを確認して購入する。
PONT-2
本を読みながら実務(実際に製作する)を必ず併用する。
PONT-3
本の内容で書かれていること以外はこの本ではおぼえられません。
PONT-4
「●日でおぼえられる」の類の本は、広い知識をカバーしている本が多いので
予め、この5倍くらいの期間とこの5倍くらいの本が必要。
昔、Webをおぼえたいという友人に1度お薦めの本を購入してもらいましたが、あえなく2ヵ月程度で挫折してしまいました。予め、上記のようなことを伝えておけばと少し後悔をしています。
それから、1番大事なこと・・・それは、本は1番わかりやすくて学習には役立つものですが、結局、自分が好きじゃないと学習や知識の吸収は難しいと思うのです。人間が苦痛なことを無理矢理、吸収する作業は、かなりの忍耐となりますしね。それに忍耐でおぼえる学習はかなり学習効果を半減させます。大人が子供にゲーム操作で勝てないように「好き」という感覚がないと難しいのかもしれません。