ウッドリムという部品 | 5 String Banjoな日常

ウッドリムという部品

Banjoの基幹部品の一つである Woodrim(ウッドリム)は、木製の桶か洗面器の底が抜けたような感じの筒状の部品だ。

材質は、メイプルが主で、構造は3枚のメイプル薄板を貼り合わせて、円筒にしたものが一般的。

これを3PLY(3プライ)と呼ぶ。

この画像はUSAから未塗装のWoodrimを買ったもの。(3PLYメイプル)
WRIM1

特に1930,40年代のGibson Banjoに使われていた、ワンピースフランジ用の3PLY メイプル Woodrimが重宝されているようだ。

価格は驚愕プライスで車が買えてしまう。

ちなみに、70-80年代の東海楽器T-1200RやT-850R は、この3PLYをコピーしたコストパフォーマンスに優れたWoodrimを使っていて、当時爆発的な人気だった。同時期のカスガやBlueBellは、マルチプライだった。(最後年のカスガは3PLYを採用したが、すでに時遅しだった。)

WRIM2

現行Gibson Banjoの3PLY Woodrim



70-80年代のBanjoは極薄のメイプル材? を11層ぐらいで貼り合わさっている、まるでお菓子のバームクーヘンみたいな構造のモノが多かった。
これはマルチプライや、貼り合わされた数のプライ(11プライやら10プライなど)で呼ばれる。

他に、木製ブロックを貼り合わせた構造(木の積み木が貼り合わさった感じ)のものも人気がある。
70年代後半から80年代初期のStelling Banjoは、ブロック構造のWoodrimを採用していて、構造もGibsonクローンと比べて独自形状で、良く鳴った。

最近は、Tony Pass Woodrim
http://www.tonypassbanjorims.com/
が人気。
OLD Lost Timber 材とやらを使っているそうだが....


やっぱり効果は体験しないとわからんので、Gibson Banjo用のTony Pass Wood RimをUSAへオーダーしてしまった。
この場合、届いたRimを加工して、Banjoに合わせて取り付けは自己責任なので、Banjoの構造をある程度、熟知していないとオススメできない。

日本でも取り扱いしているルシアーさんや、楽器屋さんがあるので、自己解決難しい方は、そっちをあたってみればよい。

さて、私の知人で、もっとコアなBanjo好きの方は、シーズニングされた木材を材料に、プロが使用する木工治具を使って、オリジナルWoodrimを作られる猛者もいる。
出来映えを写真で見せていただいたが、大変良くできている。
でも音は、まだまだ満足行くモノには到達していないようだ。

Banjoは奥が深い...