ニウ・モンモン インタビュー | 『ファイブスターホテル~五星大飯店~』ブログ

ニウ・モンモン インタビュー

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Q.あなたとドラマの役柄のタントウトウは性格で似ているところはありますか?



A.性格はとてもよく似ています。どちらもとても明るいです。でも彼女の身の上や経歴や信念は、後に彼女に少なからず変化をもたらします。自分の生い立ちについて何も知らなかった頃は、彼女は無邪気な女の子でしたが、後に彼女が成熟するにつれて、自分のしたいことが揺るぎないものになっていきます。


Q.この役のためにわざわざダンスを習ったのですか?


A.
私はダンスを専門的に学んだわけではありませんが、4歳の頃から北京市の少年宮(※小中学生の課外での文化教育活動を行う施設)で中央テレビ局の銀河芸術団で踊っていました。その頃はこの方面の興味や関心はありませんでした。両親に連れて行かれて、毎週末休みがなかったので、行かないと言って泣いていました。当時、グループの中で私が一番小さかったので、飲み込みも遅くて、自分がダンスに向いていないと思っていました。でも、はっきりと覚えています。ある日突然マスターできたんです。グループでのダンスの成績は良くて、私は第2位になれて、その時から好きになりました。以前は民族舞踊が比較的多かったんです。バレエやモダン・ダンスも学びましたが、今回ドラマの中で必要だったタップ・ダンスは新しく学びました。タップ・ダンスは他のダンスとは違って、協調性よりも足の裏を鍛えなくてはなりません。以前のダンスは私の助けになりましたし、マスターするのも、覚えるのも人より少し早かったと思います。トレーニングの時は、毎日7、8時間休まずだったので、本当に大変でした。スタッフが専門のコーチをつけてくれました。私たち5人でトレーニングしましたが、私以外の4人の男の子は私より3ヶ月早くトレーニングして、私は1ヶ月だけ練習しました。タップ・ダンスはとても難しそうに見えますが、自分でやってみると面白いですよ。1拍子で3回打つので、複雑です。“習うより慣れろ”ですね。


Q.彼女とパン・ユーロンの恋愛はどんなふうに発展していくのですか?


A.
彼女が住んでいるアパートに、後からパン・ユーロンが大学の関係で引っ越してきて、ふたりはお隣さん同士になります。彼女はユーロンを深く愛していると思います。このふたりはよく似ていて、ふたりとも真実を追い求めるという信念をもっているからです。トウトウには身内がいないので、ずっと彼を心のよりどころにしています。だから彼女がユーロンを失ったとき、とても絶望するのです。ユーロンもトウトウを深く愛していますが、誤解が生じて別れてしまいます。ユーロンは後にキム・ジエのために仕事をするようになって、トウトウと会う時間が少なくなってしまうのです。後にトウトウが病気になったとき、ユーロンが側にいなくて、ふたりはどんどん離れていきます。最後の1話でユーロンとヤン・ユエがもうすぐ結婚しようというときに、成功したトウトウが香港から戻ってきます。ユーロンはホテルマンとして働いていて、ルームサービスに入った部屋でトウトウに再会する、そこでドラマは終わります。海岩先生はきっと、続編を作るつもりなのでしょう。


Q.ドラマの中で、感情の抑制がきかなくなったことはありますか?


A.
ガンに冒された私が、ユーロンとキム・ジエが一緒にいることを知って、ひとりでやけ酒を飲むんです。トウトウもお金がなくて、ユーロンがキム・ジエにお金を借ります。私が病院で目覚めて、キム・ジエのお金なんていらない、ユーロンが借りたお金もいらない、と言って、激しく拒絶してベッドの上でチューブを引き抜いたりするんです。大声で叫ばないといけなかったのが難しかったです。最初は声が出なくて、声が出るようになったらとても満足がいきましたが、とても疲れました。陽光旅社(※トウトウの母親が自殺した旅館)でのシーンもそうです。2日たっぷり泣いたので、撮り終えても動けないほどでした。


Q.監督の要求は高かったでしょう?


A.
はい、監督は美術出身なので、映像に対する要求はとても高かったです。トウトウが母親が自殺した“陽光旅社”でのシーンで、それは雲南で撮ったのですが、私はそこで一週間ほど滞在したのです。短いシーンでしたが。どのシーンもとても短かったのに、監督はまる2日かけました。しかもセリフのないシーンで、そういう芝居の撮影はとても難しいんです。深い意味が込められているので、監督はじっくり、美しく撮影したかったのです。監督も厳しい人で、とてもレベルの高いものを求めるので、真面目にしないと怒らせてしまうんです。そういう性格の人ですが、済んでしまえばすぐに忘れてしまうみたいですね。


(翻訳:今岡貴子)