損な役回りだと思う。
損得勘定で友情は育めないが、そう思う。
いや、もしかしたら相手を友人と私は認めていないのかもしれない。
嫌で嫌で仕方がない。
頭によどんだ血が巡っていって、心臓から全身へと廻る。全身がだるく、指先が痺れたように動かない。
自分の弱さを見せつけるかの如くちょい出しするのが上手い女が世の中では珍重される。
そんなことくらい分かっているつもりだった。
本当につもりだっただけだと思い知らされた。
せいぜいそんなことが好きなのは男だけで、同性はちがうと思っていた。
腑抜けで間抜けな私は、いつの間にか、とんだダークヒーローになっていた。
打たれる個性、強いわけではない貧弱な精神に着せたはりぼての鎧が仇となる。
本当に弱い人間は弱さすらさらけ出せない。
知ってるよ、本当につらい人。