高校を卒業して息子は大学生活と一人暮らしをスタートさせました
今から10年前のことです
大学生活を終え、引き続き大学院生活に進んで
4か月経った夏休みのこと
息子が帰省した時、私はなぜか嫌な予感がしました
もうこれは理屈ではなく、母親の直感としか言いようがないのですが・・・
数日後、彼は一人暮らしのワンルームマンションへ戻っていきましたが、その後ろ姿を見送りながら、なぜだか私は泣いてしまいました
息子の後ろ姿が痛々しいというか、切ないというか・・・そんなものを感じ取ってしまったのですね
それから、9月半ばになり、突然に
「もう死にたい」と電話があったのです
何があったのかなんて簡単に口に出せる雰囲気ではなく
ただならぬ声と最後のSOSの電話だと思ったので、
「院をやめてすぐにここに戻っておいで」
「あとのことはなんとかなるから」
「なにも心配しなくていい」
と伝えた日のこと、忘れません
この日のこと、今、思い出しても胸が痛みます
とにかく・・・命を落とさないでいて欲しいと念じていました
いまだにこの時のことを思い出すと冷や汗がでます
そして文章にするのも辛くなります