写真、動画多く重いです
10日目、いよいよ北海道最終日
すっかり我が家では「早く帰りたい」が
禁句ではなくなってしまった
前日、書いた通りいろいろあり
気分は落ちるとこまで落ちて底を打った
長野に帰る話題で盛り上がり始めている
北海道が悪いわけじゃない
一番の原因は夏キャンプだ
夏キャンプはやっぱいかん
暑くてベタベタして虫刺されが痒い
夏キャンはやらないことにしていたのだが
今回ばっかりは仕方ない
8泊もして17000円なのである
素泊まり1泊分以下の価格
温泉費用約17000円を加えても一泊4000円程度
一人当たりではなく「一家で」である
安宿ばかりの我が家でも15万円以上浮くのだ
いや、本当はお金の問題だけではない
ちょっと無茶したかったのだ、いい歳して
キャンプ8泊という無謀な挑戦に
少し喜びを覚えていた、のである
オジサンとオバサンは少し後悔している
そして娘は呆れ返っている
貴様にもこの血が流れていることを忘れるな
一家で虫刺されの数合計約60ヶ所
一ヶ所2500円、そう思って耐えてくれ
などという言葉で黙る奴らはではない
「あ〜早く帰りたい」を連呼しやがる
もっと気を遣え!
あ〜、家に帰るのが待ち遠しいね
私も乗ってしまった
前日から「早くおうちに帰りたい」
この気持ちで一家が一つになっている
嫁の不機嫌も娘の悪態も夫婦喧嘩も
全部夏キャンのせい!
ムヒを我が家では神の薬と呼称し
一日に3回も4回も塗ったが
段々と効果が落ちてきて発狂しそうになっている
まぁ、こうなることは予想していたのだが
ここまで酷いとはね
せめて皆が楽しめそうな遊びをと思い
釧路川をカヌーで下る遊びを
最終日に予約しておいたのだ
しかし前夜から雨が降り続いている
一度坂を下り始めたら止まらないってことか
暗い気分に追い討ちをかける雨だ
キャンセルしちまおうか…
完全に後ろ向きになってしまった
しかし、前日の子供じみた態度で反省したのか
嫁が開き直った
雨の中のカヌーなんて、なかなかできないね!
そうこなくっちゃ
お母ちゃんは一家の太陽なのだ
あとは、どんなインストラクターだろうか…
朝7時過ぎから緊張が走る
しかし最後に天が微笑んだ
雨があがり、そして、
女子供を喜ばせられる気遣いとトークの出来るお兄様登場
心配した天気にまず触れてきた
こういう天気の方が野生動物に出会いやすい
気分が上がるじゃないですか
更に、こういう天気で気温低めだから
アブやブヨ、蚊も少ない
それでいて雨も上がった
コンディションとしては最高とのこと
嬉しくなっちゃうお言葉に笑顔が弾ける
これがプロだよ…と嫁がボソッと言う
良かった
最終日は楽しくなりそうだ
ホッとした
我が家の心は前日から暗く硬直していたので
お兄さんの軽快なトークに乗れないシーンも
度々あったが、そこはプロ
嫌な間を作ることもなく淡々と進む
さて、我が家のいざこざはさておき
是非おススメしたい体験となった
釧路川下りツアー
数ある中で我が家が選んだのはmatatabiさん
担当してくれた我が家の救世主は
名前は伏せますが某有名人と同姓同名
関西弁が時折混じるので移住者なのかな?
スタートは屈斜路湖
屈斜路湖の逸話などを聞きながら
湖面で少々パドリングしたら
この橋をくぐってスタート
大雨の後にも関わらず水は綺麗
この良さを写真で伝える自信ないな〜
なので動画
青鷺が飛び立つ1秒前
0秒前
飛び立った!
こういうの楽しい
鏡の間だったかな?
湧水が湧いてくる地点
本当はもっと奥まで行けるのだけど
3日前に倒れた木に塞がれたとのこと
珍しい水草もあった
水深50cm以上の場所でも底がよく見える
ヤマゲラという鳥に出会った
慌てて撮ったが次の瞬間飛んでいった
どこにいるのかわからんレベル
葉のない木の枝にとまっている
野鳥好きには垂涎ものらしいが
我が家は馬とか鹿の方が喜ぶらしい
馬じゃなくて熊か
トリカブト、覚えておこう
ネタバレになるので詳細は書かないけど
これは面白かった
キャンセルなんてしなくて良かった
沈没寸前の我が家の空気がリフレッシュ
こちらのツアー、悪天候だからと
ブルーになることなかれ
合羽は貸してもらえるし、雨の方が味が出る
もっと朝早いともっと楽しそうな気がする
matatabiさんはどうだか知らないけど
ECOツアーズだったかな、朝5:30〜という
プランもあるようだ
今回は短いコース
それでも1時間、あっという間であった
サービスで少し長めにやってくれた
ゴール地点から川を望む
気分良く終えた
いやぁ〜楽しかった
プロの仕事に感謝
本日の予定はこれで終了
だがまだ朝9時前
天気が良くなってきたので
屈斜路湖を望める美幌峠へ
屈斜路湖
この景色を見たかったので見れてご機嫌
奴らは興味なく土産屋を物色
美幌峠
峠の斜面は車山みたい
その後、清里町のさくらの滝へ行った
川下りのお兄様が教えてくれたのだが
サクラマスの遡上が最盛期らしい
絶え間なく飛んでいる
動画
もちろん生で見たのは初めて
ちょっと感動しちゃった
でも殆ど上の段まで届いてないのが気になる
ずっと見ていたいが見られる場所は狭い
次の方に場所を譲って退散
道中で見つけた3トーンカラー
天気はドンドン回復して暑くなってきた
ドライブだ!と斜里町を経由して標津町へ
前回南下して失敗したので違う方向へ
正解だった
腹が減ったのでセイコーマートへ
茹でとうきびがあった!
フライドポテトも我が家のお気に入りで
もう何回も食べている
最終日は尻上がりに気分が上がっていった
標津で太平洋を見て中標津町で温泉へ
3日間はいった川湯温泉の強酸性の硫黄泉は
毎日は入るのはよくない気がしてきて
違う温泉に行こうということになったのだ
中標津の湯宿だいいち、というところへ
13-15時のみ日帰り温泉に入れるらしいが
HPで見る限りとても期待ができる
風呂へと続く通路
お宿の日帰り入浴は定番の1000円
さすが綺麗で浴槽の種類や数も多く良かった
北海道に来て一番良かったかも
川べりに混浴の浴槽があるのだが
あれは女性には厳しそう
家族で入るのは早々に断念
そこ目的の日帰り男性客が増えそうな気がする
そこだけちょっとマイナス
混浴風呂で、裸体見たさで女性が出てくるのを
待っている輩を「ワニ」と呼ぶらしい
天気は回復し、気分も回復した
とっても景色に心洗われるドライブだった
北海道はドライブが楽しい
特にこんな暑い日は窓を開けて走ると最高
終盤は嫌なこともあったが
最後によく晴れ、心地良く締め括れた
遊んだぁ〜
あとは帰るだけ!と締まった
翌朝の出発が早いのでテント以外は片した
作業が終わったらテント内へ
もう虫刺されが嫌すぎて外に居たくないのだ
しかし、テントの中は暑い
蒸してじっとり暑い
外は嫌、中も嫌、居場所がないじゃないか…
暗くなるまでドライブに行こうということに
また、透明度世界2位の摩周湖へ
晴天だがエメラルドグリーンではなかった
多分だが午前中でなきゃいかんのだと思う
展望台から見て湖は東側なので
陽が差すとエメラルドグリーンを見れるのでは?
摩周湖から望む屈斜路湖
ああ、キャンプ場に戻りたくない
良いところなんだけどね
虫と暑さがもう…
帰ろう!
と提案
キャンプ場に帰るのではなく
キャンプ場を撤収しようという意味だ
皆、反対する理由が見当たらない
気になるのは、どこでどう寝るか?だけだが
エンジンかけて車中泊でなんとかなるっしょ
それよりも早くここを去りたい気持ちが強い
繰り返すが悪いキャンプ場ではない
ただ虫と暑さに耐えられないだけ
そもそも夏キャンが嫌いなのだ
撤収すると思うとテンションが上がってきた
ウキウキしながら戻ってテントを畳み
17時、キャンプ場を後にした
なんだかとっても嬉しい
北海道もキャンプ場もいいところなんだけど
今は皆、猛烈にここから逃げ出したい
どこで寝泊まりするかはこれから考える
とりあえず帯広まで行こう
やっぱ夏キャンは無理やな
走りながら宿を検索
ポイントの余っている東横インで探すも
夏休み中で空きはない
まあいい
どこか道の駅で車中泊しようじゃないか
帯広へ向かう道中は鹿とキツネの続出で
なかなか怖かったが事故なく通過
虫から逃げる毎日
こうやって夕陽を見たのは初めてかも
帯広イオンに20時前に到着し夕食
閉店間際に屋上駐車場から見上げた満月
そこから一番近い道の駅
おとふけなつぞらのふる里へ
行ってビックリ、車がウジャウジャ
キャンピングカーもウジャウジャ
車中泊のメッカらしい
こんなに隣が近いとエンジンかけっぱにできん
そりゃ暑いやろ
しかも人が多過ぎて明るくうるさい
30分程寝ようと頑張ったが断念
高速に乗りSAにて就寝
楽しい一日だった