我が家に初めてスコティッシュフォールドという猫種の福ちゃんがやって来たのは2000年代始め。まだ今みたいに多くの人が折れ耳なんて言葉も聞かない頃。

可愛い福ちゃんを見て 実家の母が欲しくてたまらなくなり、1週間後に同胎の兄弟だったクロちゃんを迎えた。

2匹はとても仲の良い兄弟だったとのことで、ならばちょっと会わせてあげようと 福ちゃんを連れて実家へ。

たった1週間離れていただけだったのに、何とお互いシャーシャー言い合い 全く相入れず。

もう忘れちゃったの?

匂いが違うから?

なんか悲しいねー。


それから1年位経ってからの事。

クロちゃんの歩き方がおかしいね、尻尾が棒みたいにカチンカチンにかたい、座るのもヨイショ、、って辛そう?

病院でレントゲンを撮ると「骨瘤」という診断。

折れ耳同士での子供に出やすい病気。

当時はそういう知識もなく、治療法もない。

もともと用心深くて気難しくて孤独を愛する性格。そんなクロちゃんを全力で愛してた母が病になり、入院中は私や息子、叔母の3人で毎日数回お世話に行っていた。


3年半の闘病生活。「クロちゃんがおるけん死なれん」と言っていた母は 亡くなる前「直ぐにクロちゃんを私が迎えに来るけん(足を引きずって痛がってた)」と言って亡くなった。

多頭飼いの我が家にクロちゃん連れて来て良いものかととても心配したものだけど、段階を踏んで(全く別の部屋→居間にケージ飼い)→晴れて自由の身として1年以上過ごし、15歳と半年で母の元に行った。


節々が太くなってる


夏にサマーカットした時

中身はシロちゃんだったのね(笑)