21歳の時の病気の退院後、
私はしばらくフリーターとしてふらふらしていた。

通院も3ヶ月に1回ぐらいで、
体調が悪いという事もないし
禁酒も解けていた。

B型肝炎は慢性なら難病指定として国からお金が入るのだけれど、私は急性という事が退院後に分かった。




実家なので家賃・光熱費はかからず、
私は家にお金を入れることもしなくなっていた。

母親に貸したお金が返ってこなかったり、何に使われていたか分からない時期があったから
馬鹿馬鹿しくもあったのかもしれない。
その事で1度いとこに泣きながら相談した事もあったし。


とにかくしがないフリーターになっていた。

ただ、この時はまだ音楽の道に進む夢をあきらめていなかった。
それなりには頑張ってはいたと思う。


バイトをしながら、彼と半同棲をしたり
借金を繰り返したり、ネットワークビジネスもやったり、
そんな日々だった。


今思えば楽しくて自由な時期。

でも今よりもっと世の中を知らなすぎた時期。

この頃から初めて昼夜逆転を知っていく。
朝まで過ごすのは今まで何度もあったって、
昼夜逆転生活は別物だった。


自由な自由な自分。





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