村上隆もののけ京都


手術前日に京都入り

京セラ美術館へ

詳しくは次回






さて、いよいよ角膜移植の術前処置

マイクロウェーブ手術


これは円錐角膜の人が角膜移植する前に行う

この病院独自の処置。



円錐状に尖った角膜の先端を

マイクロウェーブ手術で焼いて平らにする



術前に主治医の診察があり


マイクロウェーブはそんなに痛くはない

角膜移植については

白内障の手術を同時に行う予定で考えている事

本来は移植が終わり

ある程度視力が落ち着いて行う方が良い


手術を行ってみて

同時に白内障手術を行うかはその時の様子でこちらで決めます。


私としては同時に白内障手術を行なう事を希望すると伝えました。



午後一番の手術

手術室に案内されると

そこには主治医と手術衣の男性が五人


沢山人がいるけど

と主治医



(これは臨床研究だから見学?)



今回は麻酔の目薬を1時間前から10分置きに指すのみ

意識はハッキリ

目もバッチリ見えたまま

コンタクトレンズは両眼とも外しているのでボャツとしか見えない


目を洗いますね〜


ゴム手袋した指が右目の中をぐるぐると擦り洗い

(キャー、痛くはないけど、見えたままで手術が始まった)



これからが試練の時でした。

右目の骨格に沿った丸い金具がぎゅっと眼球を包こむように押しつけられ

始まりました。


目玉の向きが重要なようで

顎を引いて上を見て

視点が定まると



すごい圧力で金具が右目に食い込む



(コレって眼球が飛び出す勢い‼️)

自然と自分の体にも力が入る



一回目、失敗

二回目、コレまた失敗

三回目、失敗


(もうヤメテ‼️と思ったが耐えた)



しばし休憩があり



まだやるのか?

そう、四回目



右目の骨格に上から強い圧がかかり

眼球が飛び出す‼️

と思った瞬間

視界がグレーになり

電子音が鳴った。



成功です



私も疲れ果てたけれど

先生もお疲れだったのでは?



看護師さんから

起き上がって歩けますか?

と言われて



手術台から起きあがろうとするけれど

頭がクラクラ

足には力が入らず

とても歩けそうにない



車椅子を持って来てもらい

診察室に移動

主治医の診察


マイクロウェーブの効果はあったようで

角膜のカーブがなだらかになっている



まずは成功したようです。


右目の痛みは少しは有りますが

痛み止めで何とかなりました。

それより、体全体の脱力感

コレが今まで経験した事のない疲れ



手術中、ずっと横たわったまま右目を押される圧に反発して力が入っていたのでしょう。



更衣室で服を着替えないと行けませんが

何かに捕まらなければ真っ直ぐ立つことが出来ない‼️


看護師さんからは

ベットに横になって休んでも良いですよ。

と言われましたが

早くホテルに帰って休みたかったのです。



何故こんなに体に力が入らないのか?

立つのも歩くのもやっと


気力で着替えを済ませ

夫が付き添ってくれたので

車でホテルに辿り着く事が出来ました。



おにぎりで夕食を済ませ

シャワーを浴び

ベッドに横になると

あっという間に意識が無くり

気が付いたら朝日が出ていたのです。



こんなに熟睡したのは久しぶりです。

前日の疲れはすっかりとれたようです。



今朝受診して問題がなく

一週間後に受診して又検査

二週間後にも検査

三週間後に角膜移植手術となります。