知らなかったけど、イヤ感じてはいた。

神鉄(神戸電鉄)が登山鉄道並みの急傾斜を走っていること。

鉄道用語で傾斜を示す単位をパーミルper milleという。

こういうの見たことありますよね。

鉄道の勾配を表す単位です。

 50パーミルだと水平距離1000mに対し50mの高さがある勾配。

数字が大きくなるほど急峻という意味になります。

鉄道のことを特に知っているというわけではないけど、

子供の頃父(国鉄)が外出の度に勝手に説明してくれてた。

 

 神鉄有馬線は神戸の新開地から山間部を抜けて有馬温泉まで走ります。

トンネルを抜けると結構な山岳風景になります。

遠くに神戸港、大阪湾が見えるこんな地域を走ります。

 

黒部峡谷か!海にはタンカーが見えます。

 

勾配だけでなくカーブも多く、駅もその勢いで作った?

それにしてもこのカーブ、直線の車体でええんか?

反対側は凹カーブやし・・・・・

 

沿線でも小さな駅が多く、ちょっと時代感満載。

寅さんが下りて来ても違和感がない。

 

ここまでの写真は鉄道You tuber「朝倉ケンスケさん」からお借りしました。

 

 

時々、こんなイベントラッピング車両が通過して、

踏切で待っているとのけ反る。

この費用を駅舎に掛けてほしいなんて思わない、

見る度にのけ反るのもいいじゃない。

ネットより拝借

 

 

 

日本で一番急坂を走る鉄道は「箱根登山鉄道」80‰(パーミル)

おっ! 神鉄か、と思ったほど雰囲気が似ています。

ネットより拝借

 

カーブそして50‰の坂道を上るため、車両は頑丈で重たい。

トンネルの中でも山道でも、耳をつんざくような音。

始めて乗ると何事かと思うかも知れないほどの音。

鉄工所の中でもこんな大きな音はしないだろう。

車内ではお互いの会話が聞こえなくなります。

 

解っていてももう限界、心臓の動悸が激しくなるころ駅に到着。

この路線、運転は難しいはず、でも山の中を通る感じが何とも言えない。

夏も秋も車内から景色を楽しめる神鉄。夏休みには鉄道好きの

子供と乗ってほしいと思います。そしてパーミルの話を。

「ママ、凄いね」と顔を輝かせてくれるかも。

 

途中分岐する粟生線は何度も廃止の動きがでるけど、

失くさないでほしいな。

新幹線では絶対味わえない山岳鉄道の旅。