椎間板ヘルニアで腰痛持ちの夫さん、私は10年前転んで
右足第5中足節骨折、ギブスと松葉杖生活を2か月。
バランス感覚は優れている方だったのに、踏ん張りが
弱くなったのか、それからはよく転ぶようになってしまった。
車椅子移動は想定しておいた方がよさそうだ。
ギブスをしていた時、意外に役に立ったのが
事務所で使うようなひじ掛けのついたキャスター椅子。
背当てにもたれて動く方の左足で軽く床を蹴るだけで
室内を自由に移動できた。
料理するには何の問題もなかった。
ただ低い場所のものを取るのは無理、キッチン用品は
アイレベルに置くようにしよう。
夫さんがそんなにスピード出すなと言った位、
移動がスムーズだった。
こんな経験も参考にしながら、ちょっとリフォームを
しようと思う。
部屋数はいらない、ドアは可能な限りつけないでエアコンの
台数を少なくしたい。
トイレと隣り合った脱衣室の壁は撤去してカーテンにすると
介助がしやすい。一番不要なのはウォークインクローゼット。
中に入ることでその分空間が必要になる、収納スペースが減る。
掃除しにくいのでベッドは置かない。小上がりにしてマットを置く。
下は季節外の収納にする等、マンションの狭さを克服するアイディアを
考えています。ほとんどは今の家で採用したアイディアで体験済み。
何をするにも元気なうち、備えあれば憂いなしです。
誰のための住まいなのか、めったに来ない来客や、
体裁を繕うための費用はもったいない。
住んでいて心地よい、楽だ、安心だ、心の安寧は健やかな精神に
繋がります。それが家の役割だと、施主さんに必ず話したことです。