まず、2次元は批判されるべきなのか否かについて意見を述べたいと思います。
2次元が批判される主な理由に
①青少年の健全な生育の妨げになる
これに関して
それではドラえもんをみて、健全な生育を妨げられた人はいますか?
ドラえもんがだめなら、コナンやワンピースは?
このようなアニメで健全な生育(←そもそも健全とは?)がいるのでしょうか?
そのような実例は聞いたことがないですね。
よってこの批判はあたっていないと考えられます。
次、
②空想に走って現実を見れなくなる
これに関して
アニメやライトノベル、漫画と一般的な小説、ドラマ、バラエティーとの違いはあるのでしょうか。
基本は当然同じ「作者の空想の世界」です。
これは2次元にかぎったことではないのです。
ここで、2次元の影響で現実を見れないとありもしない批判をするのなら、当然ドラマや一般的な小説のせいで現実を見れなくなった人がいるのです。
まとめると、これに関する反論は2点
壱、2次元とそれ以外のファクションに違いはない
弐、壱を踏まえて、2次以外のファクションで現実を見れなくなることはないから2次元に関しても同じ。
③性犯罪を誘発する
これに関して
よく聞くニュースに「犯人の家からは多数の漫画やアニメのDVDが押収されました」とかがあるのですが、
それを理由には当然批判なんてできないですよね。
では反論を2点
壱、上にあげたような理由で批判するとき
すべての性犯罪者のうちの何割から漫画やアニメが押収されたのかが謎である。
またここで漫画やアニメが押収されてるから危ないというのはいいですが、パソコンや携帯なども押収されているはずですよ。
「あなたのおうちにパソコンはありますか?
パソコンは性犯罪を誘発します。
だからパソコンの所持に制限をかけます」
このような議論が成立してしまうんですよね
これと同様のことがアニメや漫画についても言えます。
よってこの手の批判は成立しません。
弐、アニメなんかでは性的な表現がよくなされるからという理由に対して
中高生がよく人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道徳観念に反する話をしているのですが、これについてはどうでしょうか。
漫画やアニメとは関係なしにこのようなことが起こっているのではないでしょうか。
また、この話を起こす原因に漫画やアニメがあるというのなら、とても多数の人が漫画やアニメを見ていることになりますが、それほどこの手の市場は大きくありません。なんせアニメの大半は視聴率の取りにくい深夜枠なのですから。
以上の理由からこの反論は成り立ちません
以上の理由より、2次元が批判される理由はなく、また、誰かの権利を制約していることもありませんので、これは批判されるべきではありません
以上で私の主張を終わります。
反論がある方はお待ちしております。どうぞコメント欄まで。