9話
Ⓒ春場ねぎ/五等分の花嫁
花火大会の時点では、四葉以外に5年前に風太郎と会った一花は、
まだ風太郎のに事に気付いてませんが。
25話、85話伏線回収
Ⓒ春場ねぎ/五等分の花嫁
林間学校の肝試しで金髪のカツラをかぶった風太郎を見て、
一花もまた、彼が5ネ名前の男の子だという事に気付きます。
28話、29話伏線回収
Ⓒ春場ねぎ/五等分の花嫁
そして、一花が風太郎を好きになる決定的な状況を作り出したのは、
他でもない四葉当人なのですが、それを当人が気付いていないのは幸いだろう。
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そして、風太郎も5つ子の中に、5年前に会った女の子がいるという
可能性に気付き、ここで四葉が名乗り出れば、想いを伝えるチャンスなのだが、
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四葉にとって"特別"になるという事は、"姉妹と一緒に居られなくなる"
そして、"自分の所為で姉妹を不幸にしてしまう"というトラウマなのでしょうね。
41話伏線回収
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そして、夜の公園の茂みに隠れていたのは四葉だと判明し、
零奈の仕掛け役が、五月のではなく四葉だと判明。
最初の零奈の出現当初は、四葉の変装と思いきや、
二度目の零奈で正体が五月だと判明し、
零奈は五月のお節介による独断だと思いきや、実は四葉が仕掛け人という。
作者の掌の上を転がされまくりました。
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――となると、この時零奈が渡したお守りは五月が用意したものだと推測します。
内容はおそらく、「あなたが5年前に会った女の子は四葉です」のような事が
書かれていたのではないでしょうか。
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そして、ボートで戯れる風太郎と零奈(五月)の姿をじっと見つめる
四葉の心中は推して知るべし。
風太郎も文句を言いつつ楽しんでいますからね。
その隣にいるのが五月ではなく四葉自身だったなら…切なくなります。
四葉の心境はおそらく85話の二乃と同じかそれ以上でしょう。
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四葉の身体能力なら水面を蹴って、ボートまでたどり着きそうですが、
その気持ちを抑えた分、二乃よりも辛かった筈です。
「人を好きになるのに時間は関係ない」と言いますが、
好きになってからの時間は四葉は二乃の比ではありません。
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そんな思いを抱きつつもなお、
「自分が特別になっちゃいけない」という思いに囚われている
四葉があまりにも不備過ぎます。
四葉は肝心なことを忘れていますが、
四葉にもまた、風太郎に選ばれる権利も可能性もあります。
「上杉さんが誰を好きになったとしても」の
「誰」の中に四葉が入っていない気がするんですよね。
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このセリフ、見ていて歯痒くて仕方ありません。
「誰だって幸せになる権利はある」って自分がリアルである人に言った言葉なんです。
「幸せになる権利はある。だから、幸せになれないなんて思っちゃダメ」
その言葉を四葉は諦観していますからね。
「姉妹の幸せが私の幸せ」ってそんな感情から来ている願いじゃないでしょ。
「姉妹の為に私は幸せを諦める」って後ろ向きな気持ちが四葉らしくないんですよ。
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最後に「好きだったよ」と風太郎への想いを過去形で終わらせようとしますが、
本気で好きになった人への想いはそう簡単に割り切れないと自分は信じています。
それに最後に選ぶのはおそらく風太郎ですから。