【前編からの続き】

 

 

 

 

 

5.仮面剥れた米国映画 恋愛や文化にも破壊の触角

天を衝くマンハッタン、炬火を掲げる自由の女神、不夜城タイムス・スクエア、映画の都ハリウッド、そしてGメン、カウボーイ、ギャング────

と、映画といえば反射的に、これ等一連のアメリカ影像が脳裏に浮び上ってくるほど、アメリカ映画が我が国民、殊に若き青年子女の上に及ぼした影響は、かって著しいものがあった。

事変以来は為替管理の強化で、アメリカ映画の輸入も月々数える程に制限されてしまったので、その影響もほとんど目立たなくなってしまったが、一時は若い女性のモードが全くアメリカ映画によって支配され、和製デイトリッヒ、和製ガルボ、和製ヘップバーンをきどった女性が、百鬼夜行のように銀座、新宿街頭を闊歩し、日本観光に来たアメリカ人がびっくりしてツーリスト・ビューローに注意の手紙を置いて行くというような、笑えぬナンセンスさえ生んだことがあった。


『振分の 髪を短み 春草を 髪にたくらむ 妹をしぞ思う』


と、万葉の女性以来、大和撫子が誇り続けて来た丈なす黒髪がすつぽりと切られて、スズメの巣のようなパーマネントに変り、眉毛を落して三日月眉毛をかいたりするような風潮が流行したのも、全くアメリカ映画のお陰であった。

恋愛至上主義、刹那主義、享楽主義、尖端好奇、モダニズム、道徳軽視と、人間獣化の恐るべき風潮が、若い青年男女の間に燎原の火のように燃えさかったのも、アメリカ映画のスクリーンがまき散らした影響であった。



このアメリカ映画こそ、言論機関と共にユダヤ金融資本が一手に掌握する独占事業なのである。

ハリウッドはユダヤのエルサレムであり、ジユーのメッカであり、ウオール街と共にユダヤ地底政府の本丸ともいえるのである。



現在アメリカの代表的映画会社で、ユダヤ人の息のかからないものは一つもない。

パラマウントはユダヤ人アドルフ・ヅーカーの経営であり、ユニヴァーサルはユダヤ人カール・ラムリの創立にかかり、ラムリ一家が過半数の株券を所有している。



メトロ・ゴールドウィン・メーヤーはマーカス・リユー、ルイズ・メーヤー、カール・レムールの三ユダヤ人の共同経金の三分の二を自己金庫に納める一方、「紙の砲弾」「ペンの爆弾」ともいうべき言論機関を、着々その傘下に吸収して、今や世界の新聞通信事業の七十パセントを一手に掌握して、世界の与諭を意のままに虚造、歪曲、捏造している。



ロイテル、AP、UP、アヴァスの四大通信社を初め、全世界にくもの巣のように張りめぐらされたユダヤの言論機関は、ユダヤ地底政府の発する捐令のままに反日、反ナチ、反枢軸のデマニュースを毒ガス弾のように全世界に撒布して、彼等の国際金融資本を擁護し、世界の新秩序を死守せんとしている。



去る十九日の「独ソ交戦!」のデマも、独ソ国境の逼迫感を利用したユダヤ言論機関が、世界の与論を煽って、一日も早く独ソ開戦を焚きつけんとした作為的虚報であることは、一見して分る。



試みに二十日付東京各紙夕刊に掲戦された、「独ソ衝突」の記事出所を調べて見ると、



【ニューヨーク発同盟】ロンドンのロイテル通信社がトルコから入手した情報によると……



【ロンドン発同盟】ロイテル通信社は十八日NBC放送局アンカラ特派員の報道として……



【ニューヨーク特電】コロンビア放送会社アンカラ特派員報道……



【ロンドン特電】ロンドン有力紙デーリー・メールは十九日確実な筋より得たる情報として……



【ニューヨーク特電】十八日ロンドンより当地に達したAP通信社の確認されざる情報によれば……



【ニューヨーク発同盟】ロンドンAP通信報道によれば……



と、デマの出所は期せずして、ユダヤ系の新聞通信社並に放送会社である。

先ずロイテル通信社はユダヤ系の勢力下にあることはあまりにも有名で、かって昭和十一年の台湾基隆港における英兵暴行事件の際、悪意的反日ニュースを撒布して世界の与論を煽ったのも、ロイテルの所為である。

NBC放送会社はユダヤ人のディヴィッド・サーノフが社長であり、コロンビア放送会社も会長はユダヤ人ウィリアム・ベイリである。



またデーリー・メール紙は前大戦の時、ドイツが武力戦で勝ちながら、宣伝戦のため敗れたと、ルーデンドルフ元師をして千秋の恨をかこたしめた、英国宣伝戦の総参謀格である有名なノースクリップ卿の創立にかかるもので、いわずと知れたユダヤ系、更にAP(アソエニテッド・プレス通信社)はアメリカにおいて、UPと並び称されるユダヤ資本の大通信社である。

と、デマの製造者を洗って見れば、揃いも揃って同じ穴のユダヤである。



結局十九日のホットニュースは、独ソの国境緊張を察知したユダヤ系言論機関が、両国の交戦を拍車せんと捏造したデマで、トルコの首府アンカラ駐在のアメリカのNBC、コロンビア両放送会社並にアメリカのAP、イギリスのロイテル両通信社の特派員をして打電せしめた虚報を、更にロンドン、ニューヨークのユダヤ系新聞が一斉に尾鰭をつけて報道したもので、ここにも大戦の楽屋裏に戦火の拡大を煽る、ユダヤ地底政府の恐るべき陰謀がある。



大戦以来このようなデマニュースが、どれだけ撤布されたことであろう。

ユダヤ系の紙鉄砲から日毎夜毎発射される、大小さまざまの虚報こそは実に、満洲の新秩序を、そして東亜の新秩序を阻止する大きな障碍物である。

今や枢軸国を除く全世界の目と目は、ユダヤ系に着色された情報によって、全く色盲にされてしまっている。



今春ユーゴスラヴィアが一旦、三国同盟に参加しながら、クーデターによって反独戦争を起したのも、全くユダヤの言論機関に踊らされた結果であるし、蘭印政府が東亜共栄圏参加を頑強に拒んで日本に楯つくのも、ユダヤ通信機関によって、「英国最後の勝利」を吹込まれているからであることを、銘記しなければならない。



支那事変当初、我国で対外宣伝の拙劣さが喧しく、小田原評定されたことがあった。

満洲、上海両事変以来、日本の宣伝は下手で、支那の宣伝は白髪三千丈式で巧みだと定義されたのであったが、これはものの表面を見た定義で、如何に日本の宣伝が正義人道を説いても、世界の言論機関の七割を握るユダヤ地底政府が、支那ユダヤ財閥援護のために親支反日的な報道を行っては、てんで太刀打も出来ないのである。



反日ニュースの最も代表的な例は、米砲艦バネー号事件の時、アメリカのユダヤ系新聞通信が爆撃の真相を伝えず、日本空軍の恐怖のみを書立てて、米国民の反日感情を尖鋭化し、今にも日米戦争が起るか、と思わせる程の煽動的、作意的宣伝を行ったことである。



全然ユダヤの息のかかっていない、アメリカ国民主義同盟ニュースの伝える処によると、バネー号事件の時の与論硬化は、十億ドルの機密費を持つユダヤ宣伝機関の使そうの結果であると、その陰謀を暴露している。

この一例を見てもわかるように、今やアメリカの興論はユダヤ言論機関によって、ユダヤの意のまま、飴細工のようにこねくり廻されている。



ここでアメリカにおる、ユダヤ勢力下の新聞通信機関を一瞥して見よう。



AP、UPの二大通信社が、ユダヤ資本下にあることは既に述べたが、新聞ではロンドン・タイムスと併称され、世界的権威を有するニューヨーク・タイムスを□、コロンビアは同社資本の九十六パセントまでがユダヤ系で、実権はハリー・コーヘンというユダヤ人が握っている。



R・K・Oも会長はユダヤ人レオ・スピッツで、資本はユダヤ系レーマン兄弟会社の支出。

ユーナイテッド・アーチスツ社の大株主もダグラス・フェアバンクス、サム・ゴールドウインといずれもユダヤ人。



フォックスも重役会長はジョセフ・スケンクというユダヤ人と、数えあげたら際限がない。



またトーキーの世界三大会社たるウェスタン・エレクトリック会社、R・C・A会社、トビス会社はいずれもユダヤ人の経営である。



映画製作者では現在八十五名のうち、五十三名がユダヤ人で、また監督陣ではルビッチ、スタフバーク、グリフィス等、俳優はチヤップリン、ロイド、キートン、シルヴィア・シドニイ、ピックフォード、エデイ・カンター、ポール・ムニ、アンナ・ステン、ジャッキー・クーガンと枚挙にいとまがない。



かくてアメリカ産業の第四位を占めるといわれる、映画産業を独占したユダヤ地底政府は、これによって巨利を博する一方、映画を利用してアメリカの与論を、ユダヤの意のままに動かしているのである。



ユダヤの地底政府はハリウッドに対し、毎年九月になると、満一箇年間の映画製作仕様書を配布し、各映画会社は大体このスケヂュールに従って製作を行うといわれている。



最近あちらで封切られ、四箇月続映という大当りを博したチャップリンの『独裁者』などは、完全に反ナチ宣伝の意図をもって製作されたものである。

筋書はユダヤ人の床屋が、独裁者ヒンケルに似ているというので、偶然政治犯収容所を出て、オストリッチ国に侵入。

ヒンケルの替玉となって演壇に立ち、自由の宣言を行うという、道化役を使ってヒトラー及びナチを風刺したもので、ユダヤ人のチャップリンが例によって自ら原作を書きおろし、監督し、主演したものである。



その外、最近のアメリカ映画は戦争一色に塗りつぶされ、ユダヤ傘下の新聞、ラジオ、雑誌などと歩調を揃えて、アメリカ国民を参戦へ駆立てている。

上院孤立派のホイラー議員などは大いに憤慨して、『パラマウント会社を初め各映画会社が戦争を煽動する映画を作り、商売に利用するのはアメリカを損うものだ』。と、抗議書をハリウッドに叩きつけたが、映画会社は一向に反省の色もなく、盛んに戦争熱を煽動しているのである。



ユダヤはまた映画を、三S政策の一翼として利用していることを忘れてはならない。

三S政策とはセックス、スクリーン、スポーツによって国際主義を高揚し、道徳を破壊し、家族制度、社会秩序を攪乱し、ユダヤ思想への同化を誘導するものである。



事変前ユダヤの三S政策は、段々として日本に押寄せ、青年男女を初め日本の文化層を腐蝕し、まさに日本精神は懐滅に瀕せんとした。

アメリカ文化の仮面をかぶった映画は、冒頭で述べたように、我が純真な青年男女の気風に大きな悪影響を与え、浮華軽佻、侈奢逸楽の都会生活を謳歌せしめるようになった。



またセックス即ち歓楽界への影響はバンテージ・ショー、マーカス・ショー等の来□上演を契機に、いかがわしいレヴュー、ショーが娯楽街を風靡し、ジャズ音楽、ダンス・ホールの盛況等が人心の頽廃を招いたのを初め、アメリカ判事リンゼーの著作になる『友愛結婚』や、某婦人雑誌に掲載され、販売禁止になった、元仏首相でユダヤ人のレオン・ブルムの論文になる『幸福な結婚』の如きは、全世界の処女に結婚前の身を誤らせる如き、恐るべき恋愛倫理を撒布して、我国の性道徳をも破壊せんと試みた。



スポーツの悪影響は我国においては比較的少かったが、それでもスポーツ英雄崇拝の風潮は、女学生の外人選手サイン問題となって、教育界に大きな暗影を投じたのであった。



このようにして事変前ユダヤの文化侵攻、三S政策はまさに、我国の醇風美俗を根底から破壊せんとしたのであるが、支那事変の勃発によって幸いにも、この怖るべきユダヤ禍から免れることが出来たのである。

春秋の筆法をもってすれば『支那事変日本のユダヤ禍を防ぐ』ということろであるが、我々はむしろ支那事変をもって、ユダヤ打倒の聖戦たらしめねばならない。



ロスチャイルドのような千万長者から、下はニューヨークのイーストサイドユダヤ人窟に巣喰う一文なしに至るまで、ユダヤ人の共通した特質は、金に対する執着と狡智である。

在米邦人はユダヤのことを、「九一」と呼んでいる。

「九に一をたせばジユーになる」というのであるが、また一面、「九一」といえば拝金主義者の代名詞を意味するというくらい、ジユーの吝嗇性をさげすんでいる。

 

 

 

 

 

6.銭の金にも□ 世界の血□亡者

私はジユーの母と娘が、電車賃をお互に相手に支払わせようとして争っているのを見て、不愉快に思ったことがある。

母は娘に払えという、娘はおっ母さんは自分で持っているではないか、何故私が払わなければならないのかと、衆人環視の中で頭を真赤にしていがみ合っていた。

この二つの例は、よくユダヤの性格を赤裸々に描写していると思う。



こうした義理人情もない貨幣への叩頭、金への執着、拝金主義がつもりつもって、今日のユダヤ国際金融資本、ユダヤ黄金王朝を築いたのである。

現在世界におけるユダヤの財産は、推定五千億万円という天文学的数字を数えているが、その中の約三分の二がアメリカ・ユダヤの懐ろに山吹色の光を放っている。



スポットライトをウオール街に向けて見よう。



そこに浮び上ってくる花形役者二人────片や「ドルの王者」モルガン、資産百八十億ドル(邦貨約七百億円)、片や「黄金王朝の皇帝ネロ」クーン・ローエブ商会主ヤコブ・シッフ、資産二百五十億ドル(約一千億円)、この二人こそはアメリカ・ユダヤ富豪番付を飾る両横綱である。

大統領を黄金しばりにし、アメリカ国民をドルの奴隷とする、ユダヤ黄金王朝の全貌を剔抉するには膨大なスペースを要するので、ここにはモルガン、シッフ両ユダヤ巨頭の黄金罪悪史を掲げて、ユダヤ千万長者の片鱗を描写するにとどめよう。



アメリカ排猶陣の旗頭、自動車王フォードは、『第一次大戦最大の利得者、それはユダヤ人だ』と喝破しているが、事実四年半の間、ヨーロッパを咬み合せ、敵味方二股かけて軍需品を売込み、戦争を長びかすことによって巨利を拍したのは、彼等ユダヤ人であった。

数千億ドルの戦費と二千八百万人の流血をすすって、豚のように太ったジユー、わけてもアメリカ軍需工場は配当率五百割という驚異的利益率を挙げたが、その儲け頭こそクーン・ローエブ商会のシッフ一党であったのだ。



ヤコブ・シッフは、近世ユダヤ財閥発祥の地といわれるドイツ、フランクフルトの出身で、一八九五年アメリカに渡り、ローエブの長女と結婚。

女婿となったが、生来の経才は忽ちにしてアメリカ経済界を席巻、アメリカ・ユダヤ人の大同団結を図って、全米にユダヤ銀行の一大トラストを形成した。



そして第一次大戦後の不況と、一九二九年の大恐慌を織込んだ、一九二三年から三二年の僅か十年間に閉鎖された、非ユダヤ系銀行七千五百近くをことごとくその傘下におさめてしまった。

しかも一九二九年、フーヴァー大統領時代の大恐慌も、シッフ一党の計画的陰謀であった。

インフレ政策を金看板にフーヴァーを当選させたユダヤ財閥は、彼等一流のトリックを弄して全米に株式熱を奔騰させ、大戦景気で懐ろの温いアメリカ国民の金を、ことごとく株式□券に代えさせたことで、米の非ユダヤ人銀行を一斉に取付けてしまった。



かくて彼等が吊上げた株価の差額は、奔流のようにユダヤの懐ろに、シッフの金庫に雪崩込んだのである。

これが黄金の魔術師ユダヤ財閥の演じたアメリカ経済恐慌の正体である。



またシッフについて銘記して置かねばならないことは、日露戦争の時、彼が日本に財的援助をなしたことである。

故・高橋是清氏が財務官として国債募集に行った時、『日本の勝利を望む。』といって、ポンと二億五千万円の金を借してくれたのは、実に彼シッフであった。



ところで、シッフは本当に日本の勝利を望んでいたかというと、決してそうでなく、ここにもユダヤ一流の狡猾な智計が秘められている。

それは当時ロシアのロマノフ王朝が、猛烈にユダヤ人を排斥していたので、日本を扶け、ロシアを敗戦に導き、革命を起させることが目的であって、いわば他人の褌で相撲を取ろうとしたのである。



その後一九一七年、ロシア革命のときにもシッフは、一千二百億ドルをレニン、トロツキー、リトウイノフ等のユダヤ人テロリストに軍資金として提供、ついに宿望の帝政ロシア打倒を達成してしまった。



さて、片や「ドルの王者」モルガンは、戦争挑発者として既にあまりにも有名だ。

前大戦のとき、アメリカ参戦の口火を切ったモルガンが、またもやルーズヴェルトを駆立てて、アメリカを参戦街道へ追いやろうとしている。



参戦反対派のアメリカ上下両院議員が去る三月十一日、ワシントンの上院議員ジョンソン氏私邸に集まって、参戦の反対運動展開につき協議を遂げた席上、孤立派の領袖ホイラー上院議員は、モルガンとルーズヴェルトの「馴合い」を次の如く暴露している。



『私は七十憶ドルの数字に少しも驚かない。これはルーズヴェルト政府が欧洲戦争をたきつける、ほんの序の口に過ぎないからだ。

アメリカの納税者は、どえらい権限を大統領に与えてしまったからには、一大決心をしなければなるまい。

おそらく納税額が現在の二倍となり、公債発行額の最高限度も現在の六百五十億ドルから、一躍一千憶ドルに改正される日の来るのも遠くはあるまい。

これはまさにモルガン財閥と国際銀行家達が望んでいるところである。』



ユダヤ金権打倒の選手「ナチス」に対して、金融資本擁護の選手「ルーズヴェルト」は今や、まさにチャレンヂ・ゲームを挑もうとしている。

そのルーズヴェルトのパトロンこそモルガンであり、参戦のゴングを鳴らす影武者こそモルガン財閥である。



アメリカにこんなジヨークがある。

ユダヤ人が帽子屋に行って、帽子の値段を聞く。



ジユー『これは大き過ぎる。耳がすつぽり入ってしまうが、値段はいくらだね?』

帽子屋『四円でごさいます。』

ジユー『この方は丁度よい。値段はいくらかね?』

帽子屋『失張り四円でごさいます。』

ジユー『そうか、それじゃ大きい方を貰う。』



また舞踊家・伊藤道郎氏はその著『アメリカ』の中で、ユダヤ人気運を次のように書いている。

 

 

 

 

 

(完). 参戦へ煽動する毒杯 「自由の女神」も遂に歎く猶太化

中央協力会議総会の席上、石井情報局第三部長が『米国与論の動向』について説明を行った中に、米国の現状はあたかもプールの飛込台と水面の中間にあり、まだ水に濡れてはいないが、今更飛込台に戻ることは出来ないという、興味ある引例を用いていたが、アメリカを飛込台から参戦のプールへ突き落した者こそ、ユダヤ国際金融資本であり、ユダヤ地底政府である。



アメリカ大陸の地底深く根を張ったユダヤ秘密国家は、毒蜘蛛さながらブナイ・ブリス、ケヒラ、フリーメーソン、ミオン団、ユダヤ人同盟、ロータリー倶楽部、救世軍と、さまざまの毒糸を張りめぐらして、一億三千万のアメリカ国民を参戦の大謀網に追込んでいる。



ルーズヴェルトの側近には、「陰の大統領」といわれるフランクフルター大審院判事を初め、モーゲンソー財務長官、イックス内務長官、ローゼンマン判事の、ユダヤ四天王が傲然と居据わり、白聖館をユダヤ地底政府の意のままに動かしている。

ル大統領のブレーン・トラスト三十人の中、二十九人までがユダヤ人だといわれ、大統領の顧問格バーナード・バルーク、デヴィド・デュビンスキー、ヘンリー・ホーナー、ハーヴァート・レーマン、レオ・ウォルマン等もすべてユダヤ一色。



歴代大統領のうちで最もすぐれているといわれるルーズヴェルトの演説は、ベンジャミン・コーヘンというユダヤ人の下書きになるもので、ニューディール政策も実に彼、コーヘンの樹立したもの、反枢軸国の経済戦に采配を揮い、日本に対する輸出禁止を画策したのはモーゲンソーであり、大統領の露骨な親英政策は、私的交友関係の深いフランクフルターの親英思想が、深く影響しているといわれる。



兔に角今、アメリカで最も声高に参戦の音頭取をやっているのは、何れも皆、甲羅の生えたユダヤあるいは親猶政治家ばかりである。

アメリカは今やまさに、「ジユーナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ」と改称せねばならない。



ヒトラーの弾圧政策に追われたユダヤ避難民は、その流氓の主流をアメリカへ向け、滔々として流れ込んでいる。

「自由の女神」を玄関番にするアメリカこそ、ユダヤの理想境であり、ユダヤの楽天地であり、そして永遠のエルサレムであるとばかり、怒濤のように雪崩れ入っているのである。

欧洲唯一の中立地帯リスボンから、クリッパー機で飛んで来る千万長者を初め、ユダヤ救済協会の旅費補助によって、シベリア、日本経由でやっとのこと、西海岸にたどりつく貧窮の流亡者に至るまで、ユダヤ避難民の求める新天地は、□って星条旗の下である。



『フランス敗れたり』の著者アンドレ・モーロア、相対性原理で有名なアインシュタインを初め、著名のユダヤ人も多数交っているが、最近アメリカにおいてノーベル賞の受賞者が殖えたといわれるのも、これ等ユダヤ系学者の亡命のためである。



かくて従来ユダヤ最大の保護国である、イギリスの敗色を目の辺りに見たユダヤ人は、米国をユダヤ永遠の城砦とすべく、碧々準備を進めているのだ。

近東の沙漠地帯で、しかも猫の額ほどの面積しかない彼等の祖国パレスチナにくらべれば、アメリカは土地も広く、富も豊かだ。



そして既に政界、財界、言論界、文化方面と、アメリカ各層に亘るユダヤ化の地均しは、九分通り完成している。

ユダヤの新しき祖国アメリカ、彼等のシオニズム(祖国復興)運動の目標は今や、パレスチナからアメリカに書換えられようとしているのだ。



そもそもアメリカ大陸を発見した、コロンブスそのものがユダヤ人である。

当時スペイン、ポルトガルを初め、全欧にみなぎっていたユダヤ人迫害と追放のはけ口として取上げられたのが、未開の南北米大陸であった。

コロンブスの新天地探険の状途を援助したものは、スペイン王室収税宮サンタンゲルを初め、大蔵大臣、出納官等のユダヤ人で、彼等がイサベラ女王を動かして、王室から三十万円の探険費用を無利子で貸与えることに成功したのだ。



全欧ユダヤ人の□望を集めたコロンブスは、困苦艱難と闘って、ついに新世界を発見した。

そして欧洲を追放されたユダヤ人七十万は、怒濤のように新天地アメリカへ向け殺到したのだ。

だからアメリカは開拓建国から現在に至るまで、ユダヤ人の手によってなされた、といっても過言ではない。



「漂浪ユダヤ人」という語が、固有名詞として取扱われているほどさまよい続けた彼等も、今こそ安住の地を得ようとしているのである。



ここでちょっと、アメリカにおけるユダヤ人口の歴史的増加を、数字によって示して見よう。



一八〇〇年 二、〇〇〇人

一八五〇年 五〇、〇〇〇

一八八〇年 二三〇、〇〇〇

一八九〇年 五〇〇、〇〇〇

一九〇〇年 一、〇〇〇、〇〇〇

一九一〇年 二、二〇〇、〇〇〇

一九二〇年 三、二〇〇、〇〇〇

一九三〇年 四、四〇〇、〇〇〇

一九三三年 四、五〇〇、〇〇〇



と、幾何級数的な増加を示している。



最近は正確な数字がないが、恐らく六百万を超えるだろうといわれている。

改宗ユダヤ人などを合せれば、優に一千万に達するであろう。



しかも注意せねばならないことは、ユダヤ人はどこの国でも決して辺鄙な片田舎に住まず、大部分はその国の首府や大都会に住んでいるので、ユダヤ人は人口に比して非常に大きな活動力を持っていることである。

アメリカでもニューヨークには二百五十万、全市の人口にくらべて約三十パセントのユダヤ人が居住している。

ニューヨーク州長官レーマン、ニュヨーク市長ラ・ガルディアは共にユダヤ人である。



またユダヤ人は他の種族にくらべて、非常に人口増殖率が高く、アメリカでも年一割の増殖率を示しているといわれ、心あるアメリカの識者は、アメリカは今にユダヤ人によって乗っ取られてしまうだろうと歎いている。

「ユダヤ天国」ともいうべきこのアメリカにあっても、民族主義を高唱し、アメリカニゼーシヨンを主張する人達によって、根強い反猶運動が続けられていることを見逃してはならない。



言論機関をユダヤが握っているため、その真相はなかなかに伝えられず、また反猶運動もほとんど秘密結社の形で潜行的に進められているが、銀シャツ党、白椿の騎士団、新K・K・K、キリスト戦線、アメリカ・ドイツ団等の有力団体を初め、百以上の反猶団体が、『アメリカの建国精神に還って、アメリカ人のアメリカをつくれ、アメリカをジユーの魔手から解放せよ』と叫んで、アメリカの支配勢力たるユダヤ系の資本閥、政治力、宣伝力に対して、果敢な闘争を続けている。



そして彼等反猶十字軍は日本に対し、



『日米参戦説はユダヤの宣伝で、真にアメリカを愛する米国民は日米提携こそ想え、日本と戦う意思はない。

日本の支那における行為は、米国民にとっても赤化防止の意味からいって、大いに援助すべきで、日本こそは米国の第一線として赤と闘う同志だ。』



と、正論を吐いているのである。



アメリカにも正義の士はいる。

ただユダヤ支配力がそれをおさえて、表面に出さないだけだ。



我等はアメリカの吉田松陰、高杉晋作が、アメリカ建国精神復古の大業を果す日の、一日も早からんことを祈っている。

その日こそ、太平洋がその名のように、平和な姿に立還る日なのだ。






以上で終了です。

如何でしたでしょうか?これらを読めば、ユダヤ人、DS、国際金融資本はいつの時代でも、思考や行動のパターンが変わってない事が見て取れます。

これらの手口は現代でも変わらず受け継がれていますから。



ちなみにこの一連の記事を執筆した記者は誰なのか、確認してみましたが結局は判りませんでした。

もしかしたら当時の陸海軍において、ユダヤ(人)問題研究家の双璧として知られた、帝国海軍大佐・犬塚惟重(いぬづかこれしげ)と、帝国陸軍大佐・安江仙弘(やすえのりひろ)の二人のどちらかかも知れません。

犬塚海軍大佐は「宇都宮希洋(うつのみやきよう)」というペンネームを使って、ユダヤ(人)問題の論文・論評を書いていたそうです。



たとい執筆者がこの二人ではなかったとしても、この記事は現代でも通用する位にレベルの高い記事である事に変わりはありません。

確かに世に出回っている陰謀論は、いわゆる「玉石混淆」状態であり、まともに聴くに値しない、単なるデマが多いです。

しかしそんな「石」だらけの中にも、真実と思っても良いと思える「玉」も存在しています。

記事文中でも、現代みたいに「DS」「カバール」といった語こそ出ていないものの、それでも「ユダヤ地底政府」「ユダヤ黄金王朝」「ユダヤ国際金融資本」「フリーメーソン」といった語が使用されています。

この当時からもその存在が認識されていた訳でして、決して現代人の妄想や都市伝説の類ではない事が証明されています。

なのでこういう類の話をろくろく吟味もせずに、条件反射的に「陰謀論」「妄想」などと頭から小馬鹿にするのは、もういい加減止めた方が良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

【了】