美容師のAさんは、彼女が駆け出しの頃からだから、
かれこれ25年くらいのお付き合いである。

最初のころは名前も知らないインターンだったけど、
何年かたってお客をとれるようになって名前を知った。

以来、もうずっと「いつもの通りで」と言って
おまかせで髪を切ってもらってる。

同世代で付き合いの長い人は、同窓生や会社関係の
つながりばかりだが、ほぼ唯一の例外がAさんである。

そんな彼女が晴れて自分の店を持ったのは5年前のこと。

開店直前に見に行ったら、内装工事の最終段階だった。
独立するという華々しさと、新装の店舗。

とても羨ましかった。思えばこれが、我が家の建て替えを
現実にしようと意識し始めるきっかけだったように思う。

そのAさんの店が最近ちょっとリフォームした。
開店から5年が過ぎて、シャンプー台の真上の天井に
メンテナンスが必要なところが現れたそうだ。

湯気のせいかな。建物の維持補修の現実を垣間見た。