la.mer | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。



涙がしょっぱいのは
きっと海にかえりたいから

全ての起源

始まりの地

生まれ落ちたそこを求めて
懐かしむ記憶もないと云うのに

懐かしいと遺伝子が云う

帰巣本能のめばえ


何も知らなかった頃
無垢な瞳を輝かせ、見開いた世界
透明な
透明な

それは怖ろしく
その瞬間、
滲む

色に染まった



それはもう…



海の水で洗い流す
汚れたもの

消えろ消えろ、とこすり