あまり知られていない話をします。政治や教育に徳目や至誠が薄れ、短期的な利益至上主義が蔓延ったのは受け継がれてきた祭祀を軽んじて継承しないからです。個人レベルでもこれを軽んじる家は栄えません。個人レベルでこのような家が増えると国も衰えます。

敵国の力を弱めたい場合は伝承された祭祀に興味を持たせないような空気をつくり、先祖についての知識や伝統などを後に伝えないようにします。具体的には歴史や祭祀を伝えず、短期的利益にしか目を向けないように誘導する事で長期的視点を奪います。

理由は、それにより戦略的な思考を奪うためです。短期的視点しか持たない相手は欲につられて内輪揉めや分裂しやすくなり、簡単に思い通りになります。

六韜、三略、孫子いずれも敵の自滅を最上としており短期的な利益に釣られやすい層が多くいれば楽に勝てます。

エサに釣られやすい層を増やすには祭祀など受け継がれてきたものから切り離すと分裂や内部対立を起こしやすくなり攻めるコストを減らせます。

攻めずして勝利をおさめるには、敵に伝統や祭祀への興味を失わせて短期利益にしか興味ない層を大量につくるのがベターという事です。ここまで詳しくは書かれていませんが、六韜がにおわせてます。現代ではこれを発展させた手法が使われていますが、原理は同じ。
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