「しょーちゃ・・・んっ、きもちぃよ」
「んっ・・・ん、んむ・・・んはぁ、・・・ん・・・」
脚を解放され、腕の拘束を解かれ。
自由になった俺がまずしたこと。
相葉くんのスラックスを脱がせ、下着を降ろして窮屈そうなソコを解き放つ。俺は熱を孕みカタくなったソレを両手で包みキスをした。
相葉くんの熱く滾る欲の塊に触れたい。
気持ちよくしたい。
俺を感じて欲しい。
俺が感じさせたい。
相葉くんは彼の膝の間で揺れる俺の頭をやさしく撫でる。
「しょーちゃん・・・上手・・・気持ちい」
髪を梳いて、耳にかけながら『他でしないでよ』と、要らぬ心配をしている。何を言っているんだ、コイツは。でもそんな見当違いな心配もなんだか嬉しい。
当たり前だろと、言い返しても良かったが、うんうんと、返事の代わりに頭を振って、喉の奥まで相葉くんの熱棒を飲み込み、口いっぱいで愛撫する。
今までしてこなかったのは、しなくていい、と言われていたから。
でも、こうしてやってみれば、思いがけず愛おしさが増す。
もっと早くしてやれば良かったし、この気持ちを知りたかった。
上目遣いに彼を盗み見れば、息を荒くして、俺を見つめていた。
その視線に、俺自身の熱もまた上がる。
そうして相葉くんのカタマリを愛しながらも、さっきまで散々追い詰められた俺の腹の底はズクズクと燻ったまま。彼を頬張る口内の感触に説明できない快感が押し寄せ、たまらなくなって、自分で前を扱く。
「しょーちゃん・・・なんてことしてんだよ、エロすぎ」
そんな相葉くんに満足して、もっと悦くしてあげたいと想いが込み上げる。いつもしてくれてることを、と、思ったが、そんな技巧的なことを考える必要もなく、ただ愛おしさの溢れるままに舌と手で愛撫をすれば、相葉くんが気持ちよさそうに顎をあげ、口の中で質量が増す。
舌先で怒張した血管をなぞるように辿れば、相葉くんから『んっ』漏れる吐息。その反応に気を良くした俺は、さらに思うままに舐め、吸い上げ、口の周りを自らの唾液でベトベトにするのだった。
与えるものの充実感。
こんなにしあわせなことだったとは。
「しょーちゃ、も、いいから」
「・・・んっ、ん」
「あっ・・・ハァ・・・もう、しょーちゃんのナカ入りたい」
「俺も・・・相葉くんが欲しい」