題  天使のいる廃墟
著者   フリオ・ホセ・オルドバス


~前置き~
「天使のいる廃墟」…「天使?」と思われた方が居られたかもしれません。分かります。阿房も悪魔は好きだけど…天使はなー。って思うタイプです…しかしオススメできる一冊

~超雑なあらすじ~
自殺をしようとした主人公が訪れた廃村。そこは自殺を決めた人々がやってくる廃村だった。

まず非常にネガティブでダークで憂鬱な展開やテーマです。
↑↑表紙とタイトルからは想像しにくいですが、それらを軽い文体で綴られています。

・天使が苦手な方に朗報…登場人物は人間のみです🎵

・人っていうのはどうしても、落ち込むこともあります。もう何日も読書もしたくないような日もあります。そういう時に読むのに個人的にオススメです。

・とある廃村に現れる、生に対して100%後ろ向きな人物達が現れては去っていく。
その人物達はシュールであり、物悲しく。でも…ある種の爽やかさを感じました。

・スペイン文学、またはラテン文学というのはシュール、もしくは幻想文学作品を上手く表現することが出来る文学だとしみじみ感じました。

・自分もそうですが、人間のネガティブな面・ダークな面に惹かれてしまいます。自分の場合は「安心」するんです。こういう空気を含んでいる作品というのは。

何事も上手く行くこともあれば…ねぇ。
あと、あらゆる正論等に疲れちゃった時とかね。

・どーしても後ろ向きな時に読みたい本でした。ページ数も少ないですしね。

エンターテイメントな作品を読みたい時、ノリノリな気分の時には…読む気は起きないかもしれませんが…良かったらどーぞー🎵

以上です。最後まで読んで頂いてありがとうございます☺️