
前回の本が普段から本を読んでる方向けの本なら、今回の本は間口の広い読みやすい本になります。
題 楽譜と旅する男
作 芦辺 拓 氏
まずはパパっと目次から
・曾祖叔母オパールの物語
・ザルツブルクの自動風琴
・城塞の亡霊
・三重十字の旗のもとに
・西太后のためのオペラ
・悲喜劇ならばディオラマ座
テーマが楽譜の短編集になります。
・自分はこの著者の本を2冊?ぐらいは読んでますが、基本的には怪奇よりの幻想物を書かれるイメージでしょうか。
・でもまだまだ未読の作品だらけなので、自分が持ってるイメージは変わっていくと思います。
・同じ著者の「奇書を売る店」も以前に読みましたが(ブログ以前の時期です)、同様に冒険心というのが感じられる話が多くて非常に読みやすい。
・怪奇小説というと、非常に難解でシックで大人向けの作品もありますが、児童向けの怪奇探偵小説というのもあるんですよね。そういう流れを汲んだ本かなーと。だからと言って子供っぽくはないです。
・「楽譜」がテーマにして、世界各国の土地で話が展開されていくために、広がりが感じられる。
・最初のオパールの物語とか好きでしたね。
難解な本ばかりではなく色んな本があるので、メリハリをつけるのも読書を続けられるコツかなーと思ったりします。
それに難しい本ばかり読んでると、難しい顔付きになってしまうかもしれません(笑)😅
普段から、あまり本を読まない方にもオススメできる一冊です。
以上です。最後まで読んで頂いてありがとうございます。