安部公房という作家をご存じでしょうか。もうずいぶん前に他界された方ですが、世界的にも有名な方です。
自分は安部公房先生の作品が大好きです。小説が面白いと初めて思えたのが安部公房先生の作品でした。もちろん小説に関しては全部持ってますし、何度も読み返してます。…ちょっと戯曲はあんまり興味なくて…💦
安部公房先生の作品で特に有名なのは、「壁」「箱男」「砂の女」です。
もし、安部公房先生の作品にチャレンジしてみようかな。っていう方がおられても、自分は「箱男」はお奨めしません。もちろん箱男が好きな方が沢山居られるのは知ってます。
自分が初めて読んで面白かった本を薦めるかもしれません。「人間そっくり」という本ですね。
あらすじは、風刺的な番組を打ち切られようとしている脚本家の家に、一人のセールスマンのような男が押し掛けてきます。追い払おうとしますが、男は部屋のなかに居座ってしまう。男の奥さんから「私が行くまで相手をしていてください。起こらせてはダメです。凶暴性がおりますので。」とか電話で言われ、脚本家は男の相手をし始めますが…男は自分は火星人だと言い始めてしまい…。
終始、脚本家の家のなかの話になりますし、会話文も多くて、文量も多くはないので入門にはお奨めかなって思います。…後半トポロジー、トポロジーって男が連呼したりします。
↑現在は全て文庫本になってます。目立つかなーって思って、昔の新書やハードカバーで撮ってみました。
以上です。安部公房先生の作品は最高なので、良かったらどっぷりとはまってください(笑)
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
