分かりやすい物語、創造物というのは良いことでしょうか?まぁ製作会社とか、作ることに多人数で関わってる立場の人なら、最終的に消費者に世間に迎合した方がいいと思うのも無理はありません。

しかしですね、なんともそういった作品は消費物っぽいのです。使い捨てとまでは言いませんが…長い時間印象に残らないんですね。
(と…言いつつ自分はアクション映画やB級映画は好きです。)

しかも残念なことに、そういった大衆的な作品が必ずしも予算や労働に見合った結果を毎回残してくれるわけでもないのです。

じゃあ、難解な作品は?大衆ウケするわけないですね。当たり前です。

しかしですね、難解ではあるが印象的な物は、現時点では理解が出来なくとも、時間経過後のある瞬間に理解できることがあったりします。例えば数年後とかに、なにかの拍子に、突然に。
しかし単なる難解な物は意味ないと思います。理解はできないが、印象的なもの。ずっと残るもの。それが理想です。

例えば、映画ブレードランナー
               カミュの異邦人  他
               浅井健一さんの歌詞
               等々  沢山ありました。

浅井健一さんの歌詞が難解というわけではありません。自分は歌詞カードを読みません。もし自分に響く詩なら聴いている最中に響くでしょう。
沢山好きなアーティストは居ますが、浅井健一さんの言葉がある日突然、言葉の文字面以上にしっくり実感できるのです。
まぁ歌詞に共感出来るのはスガシカオさんの、ダークな言葉だったりしますが。自分以外の男とくっついて離れていった彼女の不幸を願う。なんてリアルですからね。

というわけで、平坦な物ばかりが良いとは個人的には思わないです。最近、難解で特徴的な創造物とは出会えたでしょうか?まぁ自分の作品がそこまでのレベルに達してるかと言われれば黙るしかないです。全くです。最下層より下。ランキング外というやつです。言うは容易く行うのは難しき。です。ちょっと堅い文章になりました。

最後に自分にとって価値があるということが、そのまま他人にも同じように価値があるわけではありません。せめて作品に対してだけは自由でありたいものです。消費者にしかなれなくてもです。





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