ブラックジンジャーは、見た目はショウガとほぼ同じですが、中は紫がかった黒色をしています。
味も普通のショウガとは異なり、清涼感のある香りがしますが、苦味が強くてクセがあり、そのまま食すには不向きです。
とは言うものの、体に良いものは口に苦しの通りなので、健康のためにブラックジンジャーを口にしていた方が、案外多くても不思議ではありません。

主な産地のタイ北部の山岳地帯で、悪路の中を車で何時間も走って、ようやく辿り着けるような山の奥地で、ブラックジンジャーが栽培されています。
そんな場所で暮らす人々は、伝統的にブラックジンジャーを食して、健康な身体を維持していたようです。

その成果があって、山あいの過酷な環境でも、悠々と農業を営めたと、推測した方がいらっしゃいます。
しかしブラックジンジャーとは、標高が高くて水はけのよい山間部でないと育たないので、栽培が難しい上に非常に手間がかかり、大変希少な素材です。

それでも様々な効用を得るために、ブラックジンジャーを何としてでも栽培しようとする方の力により、現代にもブラックジンジャーが存在しているのは事実です。
人々に夢と希望を与える健康素材が、食と共に生きる人類の貴重な食材にもなっています。

食の歴史は実に奥が深いですが、ブラックジンジャーも食べ物の一つであることを、初めて知った方が少なくないでしょう。
ブラックジンジャーとは、黒くて苦いショウガ科の多年草であり、主な生産地であるタイでは1000年以上前から、滋養強壮や精力増強を目的として使用されています。
長寿薬としても活用されて、長く生きることが昔からのロマンとして、現代に受け継がれてきたことを現代人に連想させます。

ブラックジンジャーは、疲労回復にも効果があり、すぐに疲労が溜まる方も重宝していた食べ物なのが推し量れます。
血圧調整の作用まであり、健康のためにブラックジンジャーを食していた方も多かったかもしれません。

ブラックジンジャーは腹痛にも効果があるので、腰痛を和らげるための必需品にもなっていたのが、おおよそ見当つきます。
ブラックジンジャーとは、日本では黒しょうがや、黒ウコンとも呼ばれて、タイではクラチャイダムと呼ばれています。

クラチャイは生姜、ダムは黒色を意味して、タイでは古くから滋養源として使用されています。
体が気になる時に、ブラックジンジャーの根茎部を輪切りにして、乾燥させたものを煎じて飲まれています。
近年の研究により、様々な機能性が確認されており、優秀な健康素材として注目を集めています。