「府内★学生Ecoフェスタ」公式ブログ●キャンドルナイトの夜

運動会の朝の花火を待っているような気分だった。6月19日は、「府内☆学生ECOフェスタ」が開催される日だ。

数日前から雨が続いており、当日の朝も思わしくない天気だった。無事に開催されるか、周りの友人と危惧していた。しかし、その心配も杞憂に終わり、傘の必要すらない天気になった。キャンドルナイトは無事、開幕の運びとなった。

少しじめじめとしてはいたものの、気温もそう寒くはなく、比較的過ごし易い一日となった。雨が降っていなければ、こうはならなかったかもしれないと思うと、幸運な祭日和だったように思える。

その夜、府内には約三千個という、圧倒されるような数のキャンドルが並んだ。普段あまり通らないため、写真を撮りに一度だけ訪れただけの街ではあるものの、以前訪れた府内とは別の場所のような雰囲気に感嘆した。

オレンジ色に包まれた府内の街は、とても幻想的だ。この大会の肝となる、形も大きさも疎らなキャンドルは、すべて廃油から作られている。この祭が「エコ」と名乗るゆえんだ。

「日本一小さな花火大会」の会場は、線香花火を持った人で溢れ返り、若い人だけでなく、老若男女問わず様々な人が場を賑わせていた。子供の中には、退屈しているような子もいたが、大会自体は盛り上がっており、500個ほど用意した線香花火が足りなくなるほど、繁盛していたと耳にした。

参加した結果、とても楽しい思いをすることができた。最初はレポートで何を書こうと、それだけで頭がいっぱいだったが、すぐに祭に没頭することができた。これも祭のために奮闘して下さったスタッフ達のおかげだろう。この祭に携わったすべての人に感謝したい。(首藤菜月)