●植樹活動に参加したい
映画「アース」の中で、私にとって最も印象深かったのは北極熊の親子の話である。熊の子どもが最初にいて、その後に母親が出てきた。子どもは無邪気に遊んでいてとても愛くるしかった。しかし、母親はどことなくぐったりとしていて弱々しく見えた。母親は何ヵ月も食料を口にせず、子育てをしていると聞いて驚いた。
なぜ何ヵ月も何も口にしていないのかと考えた。理由は子どもが大きくなるまで食料を獲りに行くことができない、というものだった。だが早いうちに行かないと足の踏み場の氷が気温の上昇により無くなり、狩りが出来なくなってしまう。
それを聞き、氷がだんだん溶けていっていることは私たちに責任があるんだと感じた。映像を通して動物たちの過酷な現実を見ることで、人間がいかに自由にふるまってきたか、私たちの現在の生活がどれほど多くの犠牲によって成り立っているのか、この事実を世界中の人々が知り、考えていくことが重要だと思う。
最近では、開発が進み、森林伐採などの問題が増えている。多くの動物が住む場所を失い、それが原因で絶滅危惧種といわれる動物もでてきた。私たちはどこまで動物や植物の生態系を破壊していくのか。どれほどのことをしてきたのかを本当に考えさせられた。これ以上状況を悪化させないために私にもできることがきっとある。
大分で行っている植樹活動はとてもいいことだと思う。まずはそういった活動に積極的に参加してみるつもりだ。普段の生活でもちょっとしたことを意識しようと思う。私たちが破壊し続けている生態系を守っていく責任はみんなにあるんだと思った。(河野結花)
●Ecoフェスタに参加して
先日の授業で「私は映画館で映画など見たことがなかった!」という文を、先生がネタにされてましたが、実は自分もそのクチだったりします。先行イベントで見た「EARTH」が、初めて映画館でみた映画になりました。何しろ、実家の近くに映画館が無かったので・・・
この時みた「EARTH」は、不思議な感覚になる映画でした。実際にあることなのに、非現実に感じられてしまうという。頭ではわかっていても、目には非現実と映る、まるで、きれいにできすぎたものに感じたのでしょうか。現実の世界は、それなりに綺麗にできているはずなのに。
只、見ている最中ふと、振り向くとそこには一部の生徒の寝顔が見えました。友人が以前この映画を見たことがあり、「寝た!」の一言だけで感想を済ませた映画だったので、正直、これも一つの結果なのかなと思いました。
Ecoフェスタ当日は、「十三夜」でスタッフとして動きました。正直、全てのゾーンから一番「エコ」についてかけはなれていた場所でしたが、それでも、色々な人たちの気遣いを感じることができる場所でした。
当日参加して下さったバンドサークル、Rhythm&Harmonyの方々が、買い食いしているところなどを見ました、でも、決してポイ捨てなどされることなく、きちんと自分の鞄の中にゴミを入れられてたり、他のスタッフ・ゲストさんも、入ってきたお客さんを気遣ったり、見やすいような工夫、邪魔にならないようにしたり、やっぱり、誰もがきちんとゴミの持ち帰りは徹底されていたり。
ポイ捨て禁止条例のある大分市では、当たり前のことなのかもしれませんが、そんなのが無く、高校の帰り道では必ずといっていいほどポイ捨てゴミを見てきた私にとっては、これは新鮮でした。
「十三夜」は、全ての会場の中で最初に全日程が終了し、私はそのあと、ライフパル・ウッドデッキの写真撮影や動画撮影をしていましたが、ここでも、やはりポイ捨てをしているらしき人もいなければ、皆さん、とても暖かい視線でパフォーマンスなどを見られていました。
終盤になり、キャンドルナイト。配られていくライターと、キャンドルの両端に立つ人々。この人の多さに私は驚きました。最初のイベントだというのに、ここまで人が集まって下さるものなのか、と。
中には「あ、これ私が作ったのー!」と言いつつ、最新ゲーム機で、キャンドルを撮っているちびっ子もいました。こちらに越してきてから、初めての大きなイベントということもあり、こんなに沢山のちびっ子を見たのは、こちらにきて初めてのことで、思わずほほえんでしまいました。
キャンドルナイトが終了後、直ぐに日本一小さな花火大会の方へ。こちらも、お子さんがとても多く、ニコニコと楽しんでいました。中には、線香花火をしたことのない子もいたようで、持つところを注意するお父さんと、それをニコニコして聞いているお子さんをみると、こんな機会を作るお手伝いができたのかな、と思いながら、許可をいただいてシャッターを切りました。
今回のイベントは、主に写真係として動いていましたが、色々な人の表情をみることができたのが、一番の経験になったのではないかと思っています。また、撮ることの難しさも、キャンドルナイトや花火大会の暗闇の中で学びました。来年も是非、記録係として参加しようと思います。(山下裟世)
●エコ意識が高まる
6月19日に府内学生ECOフェスタがあった。私は最初、休みの日に出るのは正直とても面倒くさく、サービスラーニングの時間を稼ぐために行こうと、なんとなく参加した。最近では、エコについてテレビなどでも取り上げてたりで、温暖化については少し考えたことがある程度だった。
しかし、今回の府内学生ECOフェスタのイベントのひとつ「EARTH」という映画を見て、とても衝撃をうけた。そして、今地球が侵されている現状を知った。
時代の流れにより、技術の発達で今私達の周りにはたくさんの便利なものが溢れている。私達人間にとっては、便利で快適な暮らしができ、プラスの面はたくさんある。しかし、その反面、地球上の生物、地球全体を犠牲にしているのだ。温暖化により北極や南極の氷が溶け、そこにいる動物の住む場所が少なくなっている。溶けた氷が、水になり海面が上昇し無くなってしまう島もあるのだ。
同じ地球上に住んでいる生き物同士であるのに、人間の勝手により絶滅してしまう動物がいることにとても心苦しかった。私はEARTHを観てから温暖化のことをよく考え、エコについて意識するようになった。電気をこまめに消すとか通学を自転車にするとか小さいことだが、私も頑張ろうと思うようになったのだ。
私たちは地球に住まわせてもらっているのだから、一人ひとりが気をつけて地球を救っていきたいと思う。小さいことでも皆でやれば大きいエコになると思うから、たくさんの人に地球が今侵されている現状を知ってもらい、たくさんのひとが意識してくれればいいと思った。
今回の府内学生ECOフェスタに参加し、エコについて意識が高まりとてもいい刺激をうけた。参加してよかったと思う。(河面光子)
●府内ECOフェスタについて
6月19日、地域環境イベント「府内☆学生ECOフェスタ」が府内五番街で行われた。これは、芸短大生を中心として大分市環境部や府内五番街商店街と協力して行ったものである。
このイベントは、どれだけの人にエコについて考えてもらうことができるか、みんなで一緒にエコについて考えよう、といった啓発イベントだったのだと思う。事実わたしもECOフェスタを通じて、わたしたちに出来ることというのは何か、と考える機会を得ることができた。加えて、この小さな田舎の大分からでも、エコのため、地球のために情報を発信することができるのだと実感させられたイベントでもあった。
今、環境問題は、テレビや新聞といったメディアでも大きく取り上げられており、わたしたちにとって耳慣れたものになりつつある。政府も対策を講じ出し、いよいよ大きな問題なのだということを、切に感じさせられる。
地域単位でエコ活動をしているところも増えてきて、各地域の特色を生かした活動となっている。例えば、エコマネーのポイントの発行還元、自然保護活動、エコケア切符などである。大分でも様々な活動が為されており、エコという考え方が広まってきているのを実感した。
しかし、その一方で、環境問題について個々人が真剣に考えるということは少ないように思える。わたしもその中の一人だった。ECOフェスタは、そんなわたしに、エコについて考えさせてくれる良いきっかけになった。このようなイベントに出会うことが出来たことに感謝したい。
(萱野未来)
●さまざまな視点が必要
「Earth」は最初、アル・ゴアのドキュメンタリー映画「不都合な真実」(2006)のように、進行し続ける地球温暖化を科学的根拠や失われていく自然などの映像から説明するものだと思っていた。
見始めるまで、ポスターに載っていた動物たちが陥っている状況を視聴者に訴えかける映画だと勘違いしていた。でも、本編は美しい自然と動物たちの生き生きと動き回る姿の映像だった。特に、氷が溶けるとシロクマは狩りが出来なくなるというのが衝撃的だった。見終わった後、私は人間の行動次第でそれらが失われて本当に映像の中だけの生物になりかねないと思った。
「府内☆学生エコフェスタ」は大変だったし楽しかったが、私は常日頃からそもそも“エコ”とは何だろうかと思っている。
スーパーに行くとエコバッグの使用が呼び掛けられている。でも、ポリエステルのエコバッグを大量に作るために石油を使っている。特に日本は石油を輸入しているし、輸送にも石油が大量に使われている。そのため私は、環境や資源の面から見てエコバッグは良くないと思っている。
キャンドルナイトもカーボンニュートラル(「環境中の炭素循環量に対しての中立」←ウィキペディア参照)の考え方から実施された。でも、廃油ロウソクから出た二酸化炭素は本当に植物が吸収した分なのだろうか?と疑問が残っている。
今回のイベント自体はあれで良かったと思う。でも、“エコ”については、様々な視点から情報を集めることが大切だと感じた。(村井安里)
●earthを見た感想
最近、「地球温暖化」という言葉をよく耳にするけれど、あまり意識したことはありませんでした。しかし「earth」を見て、このままではいけないと、そして地球温暖化について考えなくてはいけないと思いました。
「earth」には、わたしの知らなかった情報がたくさんつまっていて、いろいろと考えさせられました。普段、「earth」のような映画を見ようと思うことはなかったのですが、今回「earth」を見て、こんな映画をもっと見てみたいと思いました。
「earth」には、わたしの住んでいる街からはまったく想像できないくらい美しい景色が映っていました。そんな美しい景色が地球温暖化によって、徐々に崩れていき、そこに住む動物たちが危機にさらされていることを知りました。特に印象に残った場面は、象の群れが水を求めて移動をしている場面と、ホッキョクグマが餓死してしまう場面です。
象の群れが水を求めて移動しているとき、ライオンの群れに遭遇しました。ライオンは子象を襲おうとしますが、大人の象が必死に子象を守ろうとしていました。その姿にとても感動しました。また、ホッキョクグマは必死にセイウチに飛びかかりますが、食料を得ることができませんでした。そして餓死してしまうのです。その姿がとてもかわいそうでした。
湿地が奪われ、象の群れは水を求めて移動しなくてはいけなくなり、氷が減った北極ではホッキョクグマが食料を得るために狩りをすることが難しくなりました。その原因は地球温暖化です。そして、この事態を招いたのは間違いなく人間だと思いました。人間が人間のためだけに地球の資源を無駄に使ってしまっていることが地球温暖化の1番の原因だと思いました。
「earth」を見て、地球温暖化を防ぐために小さなことでもいいから、エコ活動を始めようと思いました。(持留葵)
●映画「earth」の感想
映画のオープニングから私はハッと気付かされました。私たちが生きているこの地球という惑星が、23.5度傾いているからこそ今の地球環境があるという事実が奇跡なのかも知れないということに。
この世の中に永久ということが存在するのか。その答えは誰にも分からないことだと思いますが、地球は人間が誕生する遙か昔から少しずつ環境を変えながら存在してきました。しかし、これから先も今まで通りにはいかないかもしれないということにこの映画を観て感じました。
近年「エコ」という言葉をよく耳にします。
この映画を観に行った際も、緑のカーテンを作ろうということで朝顔の種を配っていました。私の朝顔は順調に育ち、今では20cm位になっています。少しでも地球のためになるといいなという願いをこめて大切にこれからも育てていこうと思います。
映画の本編で登場した動物で、私がもっとも気になったのはシロクマでした。あてもなくひたすら陸地を求めて、北極の海を泳ぎ続けるシロクマの姿がとても切なかったです。
そんなシロクマが、このまま北極の氷が溶け続けてしまうと2030年には絶滅してしまうかもしれないと事実が、私は人間にも重なるのではないかと思いました。いつか人間も、そのようなことを言われる時が来る可能性があるかもしれません。
「earth」という映画を調べてみると、何年もの歳月をかけて撮られた作品だということが分かりました。世界のどこかの山の四季の移り変わりの映像は、合成なのではないかと疑ってしまうくらい美しく、感動的でした。そんな風景があるという事実をこの映画に教えてもらいました。
earthは、「地球のために自分は何が出来るのだろうか」と考えるきっかけになったいい映画だったと私は思います。(橋口みさき)
●動物から見た世界
このような映画を見たのは初めてだった。実はあまり期待していなかった今回の映画であったが、自分でも気づかないうちに作品に引き込まれていた。
今からおよそ50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。この傾斜は四季の移ろいや多様な地形を地球にもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たすこととなった。
その現状を撮るため、カメラマンたちが北極を基点に地球縦断の壮大な旅に出て、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子に導かれ、さまざまな命の営みに出会う。それだけでなく劇中には色とりどりの美しい鳥類たちも見られ、とてもきれいな映像で飽きることなく二時間集中してみることができた。
この映画は北極グマの親子連れが餌を求めて彷徨うシーンから始まる。子育てのための当たり前の光景だが、最近は餌の確保が困難になってきているという。長距離の移動のために必要な厚い氷が、年々進行する温暖化の影響で減少しているからである。 たかだか10万年前に誕生した私たち人類によって、その生態系が破壊されようとしているのだ。
ラストシーンは、遠い陸地を目指して氷のない海を泳ぐ北極グマの姿で終わる。しかしそれは私達人類の行く末を暗示しているのかもしれない。
そして私は地球に存在しているのは人類ではないということと感じた。人間は生まれてから、生活の90%以上は人間との接触だが、この世界の他にも様々な動物や物事があることは人々に忘れられがちである。
「Earth」は大自然から、動物から観た世界を共感させられるのが素晴らしかった。そうはいっても結局人間が解釈した動物の世界ではあるが、しかし、普段になかなか出会う機会のない、地球の一部を90分で分かりやすく伝えてくれた。地球はこんなにきれいなものなのだなととても感動した。
もっと地球を大切にしたい、そして、もっと地球を愛したくなった。(佐藤香菜)
●「撮影班」を担当した
府内学生ecoフェスタは芸短や大分大の学生らが中心になって行う「学生発!地域イベント」である。国連環境デー(5日)や夏至(21日)がある環境月間中の6月19日、大分市環境部や府内五番街商店街などと協力して、地球環境の保護を訴えるというものだ。
6月14日に先行イベントとして環境映画「EARTH」の上映会があった。映像がとてもきれいで、大自然がとても魅力的にうつっていた。動物たちも生き生きしていて、生命力を感じた。地球本来の姿がわかる映画だ。あんなきれいな映画は初めて見た。
と同時に、そんな動物たちや自然を人間が壊していると考えると、恐ろしかった。こんな素晴らしい財産が無くなってしまうのは悲しい。自分の日常を振り返る機会を与えられた。環境のことなんか全く興味のない私だったが、これを見て考え方が変わった。いい映画だった。
6月19日にメインイベントが行われた。私は撮影班だったので、ハニカムカフェと「十三夜」に行って動画をとった。ハニカムカフェではAEDの講習会が行われていた。みんな指導員の指示に従って熱心な様子で心配蘇生法を学んでいた。救急車を呼んで、来るまでの時間は約6分。AEDが使えるか使えないかで生死は大きく左右される。私も高校のとき使い方を教わったが、AEDの使い方は多くの人が知るべきだと思う。
「十三夜」では日韓次世代交流映画祭コーディネーターの大塚大輔さんによる、Kポップス講座「『東方神起』の誕生」が行われていた。私は東方神起が大好きなので、今の解散騒動のことについてもよく聞けて良かったと思う。
この講座を聞いて、東方神起の解散は必然的な流れだったのだなと思った。韓国は音楽事務所の歴史が浅くまだまだ規律が整っていないんだということがわかった。知らないアイドルグループなどがたくさんいて、結構なグループが日本進出に悪戦苦闘していた。東方神起だけでなくいろいろな知識が身に付いた講座だった。充実した1日になった。(高橋咲)
●映画「earth」を見て
6月14日、府内学生ECOフェスタのイベントである映画「earth」を見にセントラルシネマに足をはこんだ。
私は動物のドキュメンタリーものを見るのが好きだった。様々な動物が餌や水を求めて果てしない旅をする様や、狩りをする姿が壮大にスクリーンに映し出せれていて非常におもしろかった。狩りのシーンでは、何の動物か忘れてしまったが、よくあんなに長い間ずっと走り続けることができるなと思った。逃げる側は殺されてしまうのだから必死で逃げるだろうが、追いかける側は諦めたくならないのだろうか。
しかし、そこには狩りを成功させなければ餌がなくて飢え死にしてしまうという必死な思いがあるのだろう。人間は腹が減ったらコンビニに飯を買いにいける。自然界に生きる動物にはそんなことができるわけがない。自然界で生きていくことの厳しさをこの映画で知った。
地球温暖化による影響で北極の氷が溶けているというのはよく耳にする。それの一番の被害者が白熊なのだろうと「earth」を見て改めて思った。鹿児島出身の私にとっては白熊というアイスが有名なので白熊には無事でいてもらいたい。
この映画を見て少しでも地球にやさいしいことをしようと思い、今年の夏はクーラーは28度以上に設定しようという目標をたてた。その反面、映画館は北極にいるのかと思うほど寒かった。もう少し温度の設定を考えてほしいものだ。やはり、まだまだ地球温暖化に対する意識は全体的に低いなと思った。このまま地球温暖化が進めば、いずれ私たちの生活にも支障がでてくるだろう。そうならないためにも、自分にできることを見つけて少しでも地球のために貢献したい。
人間の勝手で動物たちが大変な思いをしているのは、とても申し訳ない気持ちになってしまう。一部の動物は絶滅してしまうかもしれない。熱帯雨林の伐採やガスの排出も大きな問題だが、個人で解決できる問題ではない。もっと国家がこの問題に積極的に取り組んでこの状況を打開してほいしものだ。
この映画「earth」をもっと多くの人に見てもらいたい。そして、自然界の厳しさを知ってもらい、北極などで温暖化によって動物が大変な状況になっていることを知ってもらいたい。(青木宗一郎)
●映画「earth」を見て
6月14日、「府内☆学生Ecoフェスタ」のイベントとして映画「earth」を見た。私はドキュメンタリーは好みではなく、映画を見る前の正直な感想は「どうせテレビ番組でやっているものの延長だろう。」そんな風に思っていた。しかし、そんな気持ちは映画が始まるとすぐに消え去った。登場する動物たちそれぞれのストーリーにドラマがあり、映画にのめり込んでいく自分がいた。
私がこの映画の中で一番印象に残っているシーンが、ホッキョクグマがトドの群れを襲っている場面である。お腹をすかせて体力も限界な上、ホッキョクグマが一匹なのに対してトドは陸に納まりきれないほど大量にいる。体もひと回り以上大きく、どう考えてもトドの方が有利である。子供を狙おうにも大人たちが子供を守るように回りにいるため手が出せない。
しかし、生き残るには戦うしかない。ボロボロな体で何度も果敢にトドに挑む。そして、狩りに失敗しその場から動けずに倒れる姿を見て、「動物たちは今を生きるための食べ物すらなく、苦しい思いをしながらも懸命に生きているというのに、私たちはなんと贅沢なもったいない生活をしているのだろう」と強く思った。
人間の文明の進化に伴い環境が破壊されているが、私たち人間の行動の被害を一番受けているのは動物たちではないだろうか。今世界中で環境保護が訴えられているが、それを実際に行動に移す人は少ないだろう。
私もその一人だった。確かに人間一人にできることは限界があり、とても小さなものだろう。しかし、その小さな力が集まれば何かを変えられるほど大きな力になる。私たち一人ひとりが地球のことを真剣に考え、何か行動に起こす。そのことの大切さをこの映画に改めて教えられた。
私もクーラーの温度を一度さげる、電気や水はこまめに切るなど小さいことだが、自分ができることから地球の住民として地球を守るために行動していこうと思う。(木本千絵)
●「映画『earth』のメッセージ」
大きな音。ハラハラ、ドキドキさせる展開。私は映画というものが苦手であった…はずだった。
6月19日、「府内学生☆ecoフェスタ」という大分の学生が中心に行うイベントがあった。「学生発!地域イベント」の第1回目である。その先行イベントとして、6月14日にセントラルシネマで上映された映画「earth」を見に行った。
1時間半も耐え、最後まで見ることができるだろうか。そんな不安が、開始直前まで頭の中でちらついていた。
ホッキョクグマの親子から始まり、テンポよく、世界中の動物たちが直面している問題に、焦点が合わせられていく。次は何の動物がくるのか。私は大きな画面から目が離せなくなっていた。不安なんて、いつのまにかどこかへ飛んでしまっていた。
しかし、見れば見るほど、目の当たりになる地球の悲惨な現状。私は胸が痛くなった。特に印象に残った場面は、ホッキョクグマがエサを求めて、氷の上を歩き続けるところである。氷は、人間により引き起こされた、地球温暖化によってとても薄い。そのため、うまく狩りをすることができずに、飢えて死んでいってしまう。最後に、横たわるホッキョクグマの姿は、私たちに強いインパクトを与えた。
同じ地球に住む仲間として、この現状を黙って見過ごすわけにはいかない。私たちにできることはないか。どんなちっぽけなことだっていい。一歩を前に踏み出していきたい。
それとともに、必死に今を生きている動物たちに感動した。こんな地球でも、動物たちは文句を言うことなく生きている。そんな姿はとても美しく、キラキラしていた。
苦手な映画も克服できたのではないかと思う。そんなキッカケを与えてくれたこのイベントに感謝したい。(相原真季)
映画「アース」の中で、私にとって最も印象深かったのは北極熊の親子の話である。熊の子どもが最初にいて、その後に母親が出てきた。子どもは無邪気に遊んでいてとても愛くるしかった。しかし、母親はどことなくぐったりとしていて弱々しく見えた。母親は何ヵ月も食料を口にせず、子育てをしていると聞いて驚いた。
なぜ何ヵ月も何も口にしていないのかと考えた。理由は子どもが大きくなるまで食料を獲りに行くことができない、というものだった。だが早いうちに行かないと足の踏み場の氷が気温の上昇により無くなり、狩りが出来なくなってしまう。
それを聞き、氷がだんだん溶けていっていることは私たちに責任があるんだと感じた。映像を通して動物たちの過酷な現実を見ることで、人間がいかに自由にふるまってきたか、私たちの現在の生活がどれほど多くの犠牲によって成り立っているのか、この事実を世界中の人々が知り、考えていくことが重要だと思う。
最近では、開発が進み、森林伐採などの問題が増えている。多くの動物が住む場所を失い、それが原因で絶滅危惧種といわれる動物もでてきた。私たちはどこまで動物や植物の生態系を破壊していくのか。どれほどのことをしてきたのかを本当に考えさせられた。これ以上状況を悪化させないために私にもできることがきっとある。
大分で行っている植樹活動はとてもいいことだと思う。まずはそういった活動に積極的に参加してみるつもりだ。普段の生活でもちょっとしたことを意識しようと思う。私たちが破壊し続けている生態系を守っていく責任はみんなにあるんだと思った。(河野結花)
●Ecoフェスタに参加して
先日の授業で「私は映画館で映画など見たことがなかった!」という文を、先生がネタにされてましたが、実は自分もそのクチだったりします。先行イベントで見た「EARTH」が、初めて映画館でみた映画になりました。何しろ、実家の近くに映画館が無かったので・・・
この時みた「EARTH」は、不思議な感覚になる映画でした。実際にあることなのに、非現実に感じられてしまうという。頭ではわかっていても、目には非現実と映る、まるで、きれいにできすぎたものに感じたのでしょうか。現実の世界は、それなりに綺麗にできているはずなのに。
只、見ている最中ふと、振り向くとそこには一部の生徒の寝顔が見えました。友人が以前この映画を見たことがあり、「寝た!」の一言だけで感想を済ませた映画だったので、正直、これも一つの結果なのかなと思いました。
Ecoフェスタ当日は、「十三夜」でスタッフとして動きました。正直、全てのゾーンから一番「エコ」についてかけはなれていた場所でしたが、それでも、色々な人たちの気遣いを感じることができる場所でした。
当日参加して下さったバンドサークル、Rhythm&Harmonyの方々が、買い食いしているところなどを見ました、でも、決してポイ捨てなどされることなく、きちんと自分の鞄の中にゴミを入れられてたり、他のスタッフ・ゲストさんも、入ってきたお客さんを気遣ったり、見やすいような工夫、邪魔にならないようにしたり、やっぱり、誰もがきちんとゴミの持ち帰りは徹底されていたり。
ポイ捨て禁止条例のある大分市では、当たり前のことなのかもしれませんが、そんなのが無く、高校の帰り道では必ずといっていいほどポイ捨てゴミを見てきた私にとっては、これは新鮮でした。
「十三夜」は、全ての会場の中で最初に全日程が終了し、私はそのあと、ライフパル・ウッドデッキの写真撮影や動画撮影をしていましたが、ここでも、やはりポイ捨てをしているらしき人もいなければ、皆さん、とても暖かい視線でパフォーマンスなどを見られていました。
終盤になり、キャンドルナイト。配られていくライターと、キャンドルの両端に立つ人々。この人の多さに私は驚きました。最初のイベントだというのに、ここまで人が集まって下さるものなのか、と。
中には「あ、これ私が作ったのー!」と言いつつ、最新ゲーム機で、キャンドルを撮っているちびっ子もいました。こちらに越してきてから、初めての大きなイベントということもあり、こんなに沢山のちびっ子を見たのは、こちらにきて初めてのことで、思わずほほえんでしまいました。
キャンドルナイトが終了後、直ぐに日本一小さな花火大会の方へ。こちらも、お子さんがとても多く、ニコニコと楽しんでいました。中には、線香花火をしたことのない子もいたようで、持つところを注意するお父さんと、それをニコニコして聞いているお子さんをみると、こんな機会を作るお手伝いができたのかな、と思いながら、許可をいただいてシャッターを切りました。
今回のイベントは、主に写真係として動いていましたが、色々な人の表情をみることができたのが、一番の経験になったのではないかと思っています。また、撮ることの難しさも、キャンドルナイトや花火大会の暗闇の中で学びました。来年も是非、記録係として参加しようと思います。(山下裟世)
●エコ意識が高まる
6月19日に府内学生ECOフェスタがあった。私は最初、休みの日に出るのは正直とても面倒くさく、サービスラーニングの時間を稼ぐために行こうと、なんとなく参加した。最近では、エコについてテレビなどでも取り上げてたりで、温暖化については少し考えたことがある程度だった。
しかし、今回の府内学生ECOフェスタのイベントのひとつ「EARTH」という映画を見て、とても衝撃をうけた。そして、今地球が侵されている現状を知った。
時代の流れにより、技術の発達で今私達の周りにはたくさんの便利なものが溢れている。私達人間にとっては、便利で快適な暮らしができ、プラスの面はたくさんある。しかし、その反面、地球上の生物、地球全体を犠牲にしているのだ。温暖化により北極や南極の氷が溶け、そこにいる動物の住む場所が少なくなっている。溶けた氷が、水になり海面が上昇し無くなってしまう島もあるのだ。
同じ地球上に住んでいる生き物同士であるのに、人間の勝手により絶滅してしまう動物がいることにとても心苦しかった。私はEARTHを観てから温暖化のことをよく考え、エコについて意識するようになった。電気をこまめに消すとか通学を自転車にするとか小さいことだが、私も頑張ろうと思うようになったのだ。
私たちは地球に住まわせてもらっているのだから、一人ひとりが気をつけて地球を救っていきたいと思う。小さいことでも皆でやれば大きいエコになると思うから、たくさんの人に地球が今侵されている現状を知ってもらい、たくさんのひとが意識してくれればいいと思った。
今回の府内学生ECOフェスタに参加し、エコについて意識が高まりとてもいい刺激をうけた。参加してよかったと思う。(河面光子)
●府内ECOフェスタについて
6月19日、地域環境イベント「府内☆学生ECOフェスタ」が府内五番街で行われた。これは、芸短大生を中心として大分市環境部や府内五番街商店街と協力して行ったものである。
このイベントは、どれだけの人にエコについて考えてもらうことができるか、みんなで一緒にエコについて考えよう、といった啓発イベントだったのだと思う。事実わたしもECOフェスタを通じて、わたしたちに出来ることというのは何か、と考える機会を得ることができた。加えて、この小さな田舎の大分からでも、エコのため、地球のために情報を発信することができるのだと実感させられたイベントでもあった。
今、環境問題は、テレビや新聞といったメディアでも大きく取り上げられており、わたしたちにとって耳慣れたものになりつつある。政府も対策を講じ出し、いよいよ大きな問題なのだということを、切に感じさせられる。
地域単位でエコ活動をしているところも増えてきて、各地域の特色を生かした活動となっている。例えば、エコマネーのポイントの発行還元、自然保護活動、エコケア切符などである。大分でも様々な活動が為されており、エコという考え方が広まってきているのを実感した。
しかし、その一方で、環境問題について個々人が真剣に考えるということは少ないように思える。わたしもその中の一人だった。ECOフェスタは、そんなわたしに、エコについて考えさせてくれる良いきっかけになった。このようなイベントに出会うことが出来たことに感謝したい。
(萱野未来)
●さまざまな視点が必要
「Earth」は最初、アル・ゴアのドキュメンタリー映画「不都合な真実」(2006)のように、進行し続ける地球温暖化を科学的根拠や失われていく自然などの映像から説明するものだと思っていた。
見始めるまで、ポスターに載っていた動物たちが陥っている状況を視聴者に訴えかける映画だと勘違いしていた。でも、本編は美しい自然と動物たちの生き生きと動き回る姿の映像だった。特に、氷が溶けるとシロクマは狩りが出来なくなるというのが衝撃的だった。見終わった後、私は人間の行動次第でそれらが失われて本当に映像の中だけの生物になりかねないと思った。
「府内☆学生エコフェスタ」は大変だったし楽しかったが、私は常日頃からそもそも“エコ”とは何だろうかと思っている。
スーパーに行くとエコバッグの使用が呼び掛けられている。でも、ポリエステルのエコバッグを大量に作るために石油を使っている。特に日本は石油を輸入しているし、輸送にも石油が大量に使われている。そのため私は、環境や資源の面から見てエコバッグは良くないと思っている。
キャンドルナイトもカーボンニュートラル(「環境中の炭素循環量に対しての中立」←ウィキペディア参照)の考え方から実施された。でも、廃油ロウソクから出た二酸化炭素は本当に植物が吸収した分なのだろうか?と疑問が残っている。
今回のイベント自体はあれで良かったと思う。でも、“エコ”については、様々な視点から情報を集めることが大切だと感じた。(村井安里)
●earthを見た感想
最近、「地球温暖化」という言葉をよく耳にするけれど、あまり意識したことはありませんでした。しかし「earth」を見て、このままではいけないと、そして地球温暖化について考えなくてはいけないと思いました。
「earth」には、わたしの知らなかった情報がたくさんつまっていて、いろいろと考えさせられました。普段、「earth」のような映画を見ようと思うことはなかったのですが、今回「earth」を見て、こんな映画をもっと見てみたいと思いました。
「earth」には、わたしの住んでいる街からはまったく想像できないくらい美しい景色が映っていました。そんな美しい景色が地球温暖化によって、徐々に崩れていき、そこに住む動物たちが危機にさらされていることを知りました。特に印象に残った場面は、象の群れが水を求めて移動をしている場面と、ホッキョクグマが餓死してしまう場面です。
象の群れが水を求めて移動しているとき、ライオンの群れに遭遇しました。ライオンは子象を襲おうとしますが、大人の象が必死に子象を守ろうとしていました。その姿にとても感動しました。また、ホッキョクグマは必死にセイウチに飛びかかりますが、食料を得ることができませんでした。そして餓死してしまうのです。その姿がとてもかわいそうでした。
湿地が奪われ、象の群れは水を求めて移動しなくてはいけなくなり、氷が減った北極ではホッキョクグマが食料を得るために狩りをすることが難しくなりました。その原因は地球温暖化です。そして、この事態を招いたのは間違いなく人間だと思いました。人間が人間のためだけに地球の資源を無駄に使ってしまっていることが地球温暖化の1番の原因だと思いました。
「earth」を見て、地球温暖化を防ぐために小さなことでもいいから、エコ活動を始めようと思いました。(持留葵)
●映画「earth」の感想
映画のオープニングから私はハッと気付かされました。私たちが生きているこの地球という惑星が、23.5度傾いているからこそ今の地球環境があるという事実が奇跡なのかも知れないということに。
この世の中に永久ということが存在するのか。その答えは誰にも分からないことだと思いますが、地球は人間が誕生する遙か昔から少しずつ環境を変えながら存在してきました。しかし、これから先も今まで通りにはいかないかもしれないということにこの映画を観て感じました。
近年「エコ」という言葉をよく耳にします。
この映画を観に行った際も、緑のカーテンを作ろうということで朝顔の種を配っていました。私の朝顔は順調に育ち、今では20cm位になっています。少しでも地球のためになるといいなという願いをこめて大切にこれからも育てていこうと思います。
映画の本編で登場した動物で、私がもっとも気になったのはシロクマでした。あてもなくひたすら陸地を求めて、北極の海を泳ぎ続けるシロクマの姿がとても切なかったです。
そんなシロクマが、このまま北極の氷が溶け続けてしまうと2030年には絶滅してしまうかもしれないと事実が、私は人間にも重なるのではないかと思いました。いつか人間も、そのようなことを言われる時が来る可能性があるかもしれません。
「earth」という映画を調べてみると、何年もの歳月をかけて撮られた作品だということが分かりました。世界のどこかの山の四季の移り変わりの映像は、合成なのではないかと疑ってしまうくらい美しく、感動的でした。そんな風景があるという事実をこの映画に教えてもらいました。
earthは、「地球のために自分は何が出来るのだろうか」と考えるきっかけになったいい映画だったと私は思います。(橋口みさき)
●動物から見た世界
このような映画を見たのは初めてだった。実はあまり期待していなかった今回の映画であったが、自分でも気づかないうちに作品に引き込まれていた。
今からおよそ50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。この傾斜は四季の移ろいや多様な地形を地球にもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たすこととなった。
その現状を撮るため、カメラマンたちが北極を基点に地球縦断の壮大な旅に出て、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子に導かれ、さまざまな命の営みに出会う。それだけでなく劇中には色とりどりの美しい鳥類たちも見られ、とてもきれいな映像で飽きることなく二時間集中してみることができた。
この映画は北極グマの親子連れが餌を求めて彷徨うシーンから始まる。子育てのための当たり前の光景だが、最近は餌の確保が困難になってきているという。長距離の移動のために必要な厚い氷が、年々進行する温暖化の影響で減少しているからである。 たかだか10万年前に誕生した私たち人類によって、その生態系が破壊されようとしているのだ。
ラストシーンは、遠い陸地を目指して氷のない海を泳ぐ北極グマの姿で終わる。しかしそれは私達人類の行く末を暗示しているのかもしれない。
そして私は地球に存在しているのは人類ではないということと感じた。人間は生まれてから、生活の90%以上は人間との接触だが、この世界の他にも様々な動物や物事があることは人々に忘れられがちである。
「Earth」は大自然から、動物から観た世界を共感させられるのが素晴らしかった。そうはいっても結局人間が解釈した動物の世界ではあるが、しかし、普段になかなか出会う機会のない、地球の一部を90分で分かりやすく伝えてくれた。地球はこんなにきれいなものなのだなととても感動した。
もっと地球を大切にしたい、そして、もっと地球を愛したくなった。(佐藤香菜)
●「撮影班」を担当した
府内学生ecoフェスタは芸短や大分大の学生らが中心になって行う「学生発!地域イベント」である。国連環境デー(5日)や夏至(21日)がある環境月間中の6月19日、大分市環境部や府内五番街商店街などと協力して、地球環境の保護を訴えるというものだ。
6月14日に先行イベントとして環境映画「EARTH」の上映会があった。映像がとてもきれいで、大自然がとても魅力的にうつっていた。動物たちも生き生きしていて、生命力を感じた。地球本来の姿がわかる映画だ。あんなきれいな映画は初めて見た。
と同時に、そんな動物たちや自然を人間が壊していると考えると、恐ろしかった。こんな素晴らしい財産が無くなってしまうのは悲しい。自分の日常を振り返る機会を与えられた。環境のことなんか全く興味のない私だったが、これを見て考え方が変わった。いい映画だった。
6月19日にメインイベントが行われた。私は撮影班だったので、ハニカムカフェと「十三夜」に行って動画をとった。ハニカムカフェではAEDの講習会が行われていた。みんな指導員の指示に従って熱心な様子で心配蘇生法を学んでいた。救急車を呼んで、来るまでの時間は約6分。AEDが使えるか使えないかで生死は大きく左右される。私も高校のとき使い方を教わったが、AEDの使い方は多くの人が知るべきだと思う。
「十三夜」では日韓次世代交流映画祭コーディネーターの大塚大輔さんによる、Kポップス講座「『東方神起』の誕生」が行われていた。私は東方神起が大好きなので、今の解散騒動のことについてもよく聞けて良かったと思う。
この講座を聞いて、東方神起の解散は必然的な流れだったのだなと思った。韓国は音楽事務所の歴史が浅くまだまだ規律が整っていないんだということがわかった。知らないアイドルグループなどがたくさんいて、結構なグループが日本進出に悪戦苦闘していた。東方神起だけでなくいろいろな知識が身に付いた講座だった。充実した1日になった。(高橋咲)
●映画「earth」を見て
6月14日、府内学生ECOフェスタのイベントである映画「earth」を見にセントラルシネマに足をはこんだ。
私は動物のドキュメンタリーものを見るのが好きだった。様々な動物が餌や水を求めて果てしない旅をする様や、狩りをする姿が壮大にスクリーンに映し出せれていて非常におもしろかった。狩りのシーンでは、何の動物か忘れてしまったが、よくあんなに長い間ずっと走り続けることができるなと思った。逃げる側は殺されてしまうのだから必死で逃げるだろうが、追いかける側は諦めたくならないのだろうか。
しかし、そこには狩りを成功させなければ餌がなくて飢え死にしてしまうという必死な思いがあるのだろう。人間は腹が減ったらコンビニに飯を買いにいける。自然界に生きる動物にはそんなことができるわけがない。自然界で生きていくことの厳しさをこの映画で知った。
地球温暖化による影響で北極の氷が溶けているというのはよく耳にする。それの一番の被害者が白熊なのだろうと「earth」を見て改めて思った。鹿児島出身の私にとっては白熊というアイスが有名なので白熊には無事でいてもらいたい。
この映画を見て少しでも地球にやさいしいことをしようと思い、今年の夏はクーラーは28度以上に設定しようという目標をたてた。その反面、映画館は北極にいるのかと思うほど寒かった。もう少し温度の設定を考えてほしいものだ。やはり、まだまだ地球温暖化に対する意識は全体的に低いなと思った。このまま地球温暖化が進めば、いずれ私たちの生活にも支障がでてくるだろう。そうならないためにも、自分にできることを見つけて少しでも地球のために貢献したい。
人間の勝手で動物たちが大変な思いをしているのは、とても申し訳ない気持ちになってしまう。一部の動物は絶滅してしまうかもしれない。熱帯雨林の伐採やガスの排出も大きな問題だが、個人で解決できる問題ではない。もっと国家がこの問題に積極的に取り組んでこの状況を打開してほいしものだ。
この映画「earth」をもっと多くの人に見てもらいたい。そして、自然界の厳しさを知ってもらい、北極などで温暖化によって動物が大変な状況になっていることを知ってもらいたい。(青木宗一郎)
●映画「earth」を見て
6月14日、「府内☆学生Ecoフェスタ」のイベントとして映画「earth」を見た。私はドキュメンタリーは好みではなく、映画を見る前の正直な感想は「どうせテレビ番組でやっているものの延長だろう。」そんな風に思っていた。しかし、そんな気持ちは映画が始まるとすぐに消え去った。登場する動物たちそれぞれのストーリーにドラマがあり、映画にのめり込んでいく自分がいた。
私がこの映画の中で一番印象に残っているシーンが、ホッキョクグマがトドの群れを襲っている場面である。お腹をすかせて体力も限界な上、ホッキョクグマが一匹なのに対してトドは陸に納まりきれないほど大量にいる。体もひと回り以上大きく、どう考えてもトドの方が有利である。子供を狙おうにも大人たちが子供を守るように回りにいるため手が出せない。
しかし、生き残るには戦うしかない。ボロボロな体で何度も果敢にトドに挑む。そして、狩りに失敗しその場から動けずに倒れる姿を見て、「動物たちは今を生きるための食べ物すらなく、苦しい思いをしながらも懸命に生きているというのに、私たちはなんと贅沢なもったいない生活をしているのだろう」と強く思った。
人間の文明の進化に伴い環境が破壊されているが、私たち人間の行動の被害を一番受けているのは動物たちではないだろうか。今世界中で環境保護が訴えられているが、それを実際に行動に移す人は少ないだろう。
私もその一人だった。確かに人間一人にできることは限界があり、とても小さなものだろう。しかし、その小さな力が集まれば何かを変えられるほど大きな力になる。私たち一人ひとりが地球のことを真剣に考え、何か行動に起こす。そのことの大切さをこの映画に改めて教えられた。
私もクーラーの温度を一度さげる、電気や水はこまめに切るなど小さいことだが、自分ができることから地球の住民として地球を守るために行動していこうと思う。(木本千絵)
●「映画『earth』のメッセージ」
大きな音。ハラハラ、ドキドキさせる展開。私は映画というものが苦手であった…はずだった。
6月19日、「府内学生☆ecoフェスタ」という大分の学生が中心に行うイベントがあった。「学生発!地域イベント」の第1回目である。その先行イベントとして、6月14日にセントラルシネマで上映された映画「earth」を見に行った。
1時間半も耐え、最後まで見ることができるだろうか。そんな不安が、開始直前まで頭の中でちらついていた。
ホッキョクグマの親子から始まり、テンポよく、世界中の動物たちが直面している問題に、焦点が合わせられていく。次は何の動物がくるのか。私は大きな画面から目が離せなくなっていた。不安なんて、いつのまにかどこかへ飛んでしまっていた。
しかし、見れば見るほど、目の当たりになる地球の悲惨な現状。私は胸が痛くなった。特に印象に残った場面は、ホッキョクグマがエサを求めて、氷の上を歩き続けるところである。氷は、人間により引き起こされた、地球温暖化によってとても薄い。そのため、うまく狩りをすることができずに、飢えて死んでいってしまう。最後に、横たわるホッキョクグマの姿は、私たちに強いインパクトを与えた。
同じ地球に住む仲間として、この現状を黙って見過ごすわけにはいかない。私たちにできることはないか。どんなちっぽけなことだっていい。一歩を前に踏み出していきたい。
それとともに、必死に今を生きている動物たちに感動した。こんな地球でも、動物たちは文句を言うことなく生きている。そんな姿はとても美しく、キラキラしていた。
苦手な映画も克服できたのではないかと思う。そんなキッカケを与えてくれたこのイベントに感謝したい。(相原真季)