GOGO!府内5番街

第17回 DEAR FRIENDS CONCERT
09年10月17日(土) 開場午後6時、開演午後6時半
場所:iichiko総合文化センターグランシアタ
チケット:1000円、取り扱いは、十三夜、トキハ、トキハインダストリー各プレイガイド
府内5番街のフォーク村「十三夜」のオーナー森進一郎さんが40歳のときに結成したバンド。活動開始から19年目である。メンバーは、森進一郎(Vo,Gu,Cho)、脇誠(Gu,Vo,Cho)、立花富昭(Ba,Cho)、池田浩一(Per,Cho)、藤井博(Dr,Cho)、後藤信典(Key,Cho)、田原保志(Gu,Cho)の7人編成。ほとんどが他のバンドともセッションを行い活動している。それぞれ仕事をしているが、プロ級の腕前。主に県内で年間7、8回イベントに参加して活動。毎年1回、iichikoグランシアタで行われるコンサートでは会場が3階席まで満員になる人気ぶりだ。(文・森本絵美莉)

GOGO!府内5番街◆森 進一郎◆(「かぐや姫事典」から
1950年2月生まれ。第一期かぐや姫のメンバー。ギター担当。大分上野丘高校出身。『レッツゴー!かぐや姫』の収録曲「涙を忘れずに」は、森進一郎の自作曲で、自らリードボーカルも担当した。豊和銀行に勤務(2006年6月末で退職)。大分で活動するバンド「DEAR FRIENDS」のリーダー。

●フォーク村「十三夜」(文・鎌田麻衣)
イスの数は40席ほど。店内のテーブルや壁は、白と黒でまとめられている。落ち着いた雰囲気の中に、おもしろい発見がある。メニュー表がCD入りのケースだったり、時計がレコード盤の形だったり。客さんを驚かせる小物が、たくさんみつかる。

その中でも一番目を引くのが、壁にかかったギターだ。現役当時から使っていたそうで、年季が入っていて、店の和やかな雰囲気をよりいっそう引き立てている。

月曜から土曜の夜に営業。毎晩2回、オーナーの森進一郎さんによる弾き語りライブが行われている。「かぐや姫」の曲はもちろんのこと、井上陽水の「少年時代」やチューリップの「サボテンの花」「心の旅」もよく歌う。森さんへのフォークソングのリクエストもできる。お客が歌うこともできる。

お客さんの年齢層は、40代、50代が多い。家族や部下を連れて来店する人も少なくない。生の演奏が聴けて、ごはんもおいしく、温かな雰囲気の店での会話は、絆をいっそう深めるからだろう。新しい出会いや、絆を深める場をお探しの方は、ぜひ「府内フォーク村 十三夜」へ!

営業時間    18:00~23:00
ライブ     19:30~20:15(1回目),21:30~22:15(2回目)
ラストオーダー 22:30

●芸短大生インタビュー
府内フォーク村「十三夜」オーナー 森進一郎さん(59)
GOGO!府内5番街「お客さんが喜んでくれるのが一番うれしいな」。やわらかな笑顔が印象的だ。フォークグループ『かぐや姫』の初代メンバー(南こうせつ・森進一郎・大島三平)であることをご存知の方もいるかもしれない。
日本大学法学部在学中、高校の先輩であった大島さんに誘われ、当時ソロでプロデビューしていた南さんの2枚目のレコードから参加した。大島さんと南さんは幼馴染でもある。1970年に『かぐや姫』を結成し、プロデビュー。
1年間活動したが、両親の望みもあり、卒業後は地元・大分に戻って豊和銀行に就職。34年間勤めた末、「パワーがあるうちに長年の夢をかなえたい」と56歳で早期退職。府内フォーク村「十三夜」を開いたのだ。おおいた団塊くらぶの代表でもある。
 「府内5番街はお洒落だし、飲み屋ばっかりじゃない。デパートも公園もあるし、ブティックとか喫茶店もある。いろんなお店があるのがいいね。この地区が好きだからここでお店を始めたのかな」。セカンドライフを楽しんでいる。十三夜の月には十五夜になるという未来がある。これからの目標は「十三夜」を未来のあるお店にすることだ。(文と写真・赤池すずか)