「おめでとうございます!」  
 
ピチピチバタバタと手足を魚が跳ねてるみたいに動かしている赤ちゃんが見えて、すぐに室内の新生児用の処置台に運ばれ、新生児科の先生が吸引などの処置をして下さいました。
 
横目で見守っていると、やっと、やっと、泣き声が。
 
赤ちゃんと私の処置が終わってから、赤ちゃんには心電図や酸素飽和度のモニターが、私には子宮収縮剤と抗生剤の点滴が付いたまま、私の胸の上に抱かせてもらい、早くも母乳を口にしてもらいました。
 
おめでとう。よく頑張ったね。よく生まれてきてくれたね。  

ショート法での採卵、外界での受精、分割、凍結、臨床試験、融解、アシステッドハッチング・・・、小さな小さな卵の頃から、長い長い道のりを、頑張ってきてくれてありがとう。
 
「おかえり」じゃないね。あなたは、お空のあの子ではなく、あなたはあなた。
 
生まれてきてくれて、ありがとう。
 
お空の赤ちゃん達、また会おうね。必ず、会えるから、必ず、抱っこできるから。忘れることなんて、できないから。 
 
私と、私達夫婦と、私達家族と共に、姿は見えなくても、一緒にいるんだよね。あなた達は、あなた達。一人一人が、私にとっては大切な我が子。どんな子に育っていたんだろう。  

流されるような日常の中で、いつまでもいつまでも、小さな、純粋な、いとおしい赤ちゃん達。今も、いつでも、お空から、または私のすぐ横で、自由に、私を見てくれているんだろう。お空の赤ちゃん達こそ、私を「母親」にしてくれて、ありがとう。
 
また抱けるのを、会えるのを、待っています。待っていてね。