ファイブアカデミーの心理学入門 -14ページ目

カウンセラーに向いている人向いてない人

皆さん、こんにちは。
東京は梅雨明け前にもかかわらず、暑い日が続いています。
節電の夏。待機電力を控えるだけでも15%の削減に近づくそうですよ。
私もこまめにコンセントを抜いて節電をこころがけたいと思います。

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さて、今回のテーマは「カウンセラーに向いている人向いてない人」です。
カウンセリングの勉強をはじめようとしている人にとって、
一度は頭に浮かぶテーマではないでしょうか。

もちろん、私もそんなことを考えていた一人でした。
通信制の大学で心理学を学んだり、
カウンセラー養成講座に通い始めたときも、
カウンセリング・サービスを利用した経験がなく、
実際のカウンセリング場面がどういうものなのか、
まったく知りませんでした。

それゆえに、カウンセラーがどういう人たちなのかも想像できず、
カウンセラーの資格を得るためには、
何か特別な資質が問われるのではないかと思っていました。
それくらいの覚悟をもつことは、
ある意味では間違ってないかもしれません。
クライエントを援助するということは、
その人の人生を取り扱うことになるからです。

私の経験をもう少しお話しすると、カウンセラー養成講座に通っているうちに、
少しずつネットワークが広がり始め、
今ではカウンセリングルームがどんなところかも知っているし、
何人ものカウンセラーが仕事をする姿を見るようになりました。

カウンセラーは専門家ですが、一人ひとりが別々の人間です。
考えてみればあたりまえのことですね。
そして24時間ずっとカウンセラーでいるわけではありません。
ベテランカウンセラーの中には、「カウンセリングの時間以外は
カウンセリングをしない」と公言する方もいらっしゃいます。
これも実は当然のことなんです。カウンセリングが非日常場面であると、
しばしば説明される理由もここにあるかもしれません。

今回のテーマに戻ると、カウンセラーに向いているか向いていないか、
それは勉強を始める前に考えることではなく、
勉強しながら判断していくことではないかと思うのです。
訓練の中で、どうしても自分と向き合うことができない人は、
学びを続けることが難しくなることもあります。
自問自答しながら悩みながら、それでも続けている人、
そういう人が結果として「向いている」と言えるのかもしれません。
もし、皆さんが適性を考えて立ちどまっているなら、
まずは思い切って第一歩を踏み出してみてくださいね。