「あゝ自然はあんまり意外で、そしてあんまり正直だ」宮沢賢治は『和風は河谷いっぱいに吹く』の中でこう述べています。
1960・70年代、我が国は高度経済成長の真っ只中にあったことを実感もして います。世の勢いは「消費は美徳だ」という言葉に象徴されるような「映画always」の雰囲気そのままの、発展への希望溢れる時代だったはず。その後の公害への対応はリアルタイムで記憶しています。そして豊かさと便利さを追い求める経済活動は地球温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化、熱帯雨林の減少といった世界的な環境破壊へと繋がっていきました。でも今思えばそれは人間の無知と未経験が引き起こしたことであり、今起きている紛争、戦争で意図的に破壊することとは別次元のように思うのです。
僕は決して色や毒のある人間ではありませんが、だめなものはだめ、おかしいことはおかしいとだけは言っていける世の中でありたいとは考えています。