第119回 子どものいないご夫婦で先にご主人が亡くなると・・!その2 | 水田耕二の相続現場ブログ

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遺言・相続セミナーで100名の方に「遺言を書いたか?」アンケートしました。
結果は、ゼロでした。
相続の手続きが必ず必要な方に情報が伝わっていないと
実感した瞬間でした。
だから、遺言と相続の現場で起こっている情報を書きます。

子どものいない夫婦の相続特集100例 VOL.57


第119回 子どものいないご夫婦で先にご主人が亡くなると・・!その2


福岡ゆいごん塾の水田です。

福岡遺言塾(ゆいごん塾)にご質問のある方は

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遺言・相続のワンコイン・セミナー を毎月開いています。

興味のある方は、気軽にご参加お待ちしてます。


久美さんは、お義母さんと兄弟の話合が済むまで

隣の部屋で待っていました。


この実家の工場を売却するのか、それとも

これまで通りに暖簾を守って久美さんとお義母さんの

二人で頑張っていくのか、話し合いの結果次第です。


結論が出たのは、夜遅くでした。

3人の兄弟が帰った後に、久美さんはお義母さんに呼ばれました。


「久美さん、実はね。

子供たちが久美さんに遺言で工場を譲らないと約束させられたの」

そして、相続手続きでお義父さんの町工場の敷地を

「子供たちとお義母さんの共有にしろと言うのよ」


敷地を共有にすると、お義母さんは勝手に久美さんに

土地の権利を譲れません。

でも子供たちは、いずれお母さんが亡くなった時には

工場を閉鎖して土地を売却するつもりです。


お義母さんは、ため息をついて久美さんに謝ったのです。

「ごめんなさいね。せっかく長男と二人で工場を盛り立てて

頑張ってくれたのに。お義父さんも亡くなったから仕方ないね」と

涙を流すばかりでした。


でも、久美さんは言ったのです。

「お義母さん、私、頑張って工場を続けます」


すると、お義母さんは、

「私が居なくなったら、子ども達は工場の

敷地を売るから、久美さんは続けられないわよ」


そこで、久美さんはお義母さんに言いました。

「お義母さんは、私が工場を守ることに賛成ですか?」

「もし、工場を続けたいと願っていらっしゃるのであれば

私は、頑張ります」


「私は、お義父さんと、長男が頑張った工場だから

久美さんが工場を引き継いでくれるなら賛成ですよ」


そこで、久美さんはお義母さんにお願いをしました。

それは、お義母さんに遺言書を書いてもらうことにしたのです。


その前に、久美さんは、お義母さんと養子縁組をしました。

その上で、改めて「遺言書」を書いてもらい

お義母さんの持ち分である2分の1を久美さんに相続させると

書いてもらったのです。


養子縁組は、お義母さんの意思で、久美さんと二人で

できます。

さらに、相続させる遺言を書いてもらえれば

久美さん抜きでは、工場の敷地を売ることはできません。


今後とも、久美さんは頑張って工場の仕事に邁進することが

できるのです。


でも、遺言書に書いてあることが、子供たちに分かるのは

お義母さんが亡くなったときです。

その時に、久美さん一人が3人を相手にいくら遺言書が

あっても対等な話し合いはできません。


そこで、お義父さんの100日日法要が行われるときに

お義母さんから子供たちに、工場を続ける決意表明として

話してもらうことにしました。


それからもう一つ、お義母さんと久美さんは、

「任意後見契約」を結び、久美さんが

お義母さんの後見人になることにしました。


こうしておくと、もしもお義母さんが認知症になった時でも

久美さんがお義母さんの「財産管理」をする事ができるからです。


こうして、ご主人が願っていた工場の経営は、

久美さんが代表者として続くことになったのです。


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