コレからの話は実話である。
まだ私が勤めていた会社の帰り道に
会社の先輩でもある上司からお誘い
とりあえず、ラーメンでも食って
腹ごしらえして夜の街に繰り出す事に
私はこの上司が苦手だった。
どうにかして断る口実を探していた。
酒癖が悪く何処でも暴れ、最近でも
フィリピンバブで椅子やらテーブルを
投げ大暴れしたのもまだ新しい。
とめに入った私まで殴る始末で
非常に面倒くさい先輩
ラーメン屋でビールと餃子を注文し
私は最初から名物の
『オロチョンラーメン』
を頼み、先輩の武勇伝を聞きながら、
見るからに辛~いラーメンを啜る
毎度適当に相槌し最凶の先輩も
名物ラーメンを注文する。
食べだして静かになった先輩が
曇ったメガネを上下して裸眼で見たり
レンゲに浮かぶ、そのモノを見ている。
『コレって両生類?』
聞かれて覗いたレンゲには、明らかに
指の先端がプクっと膨らみ唐辛子で赤く
化粧されたカエル。
レンゲの池で前後にプカプカ泳ぐカエル
私はこの状況が可笑して大笑い(爆)
先輩も一人で店を仕切るオバちゃんに
ラーメンにカエルが入ってると告げると
『モヤシに入ってたのかね~』と
適当な回答のオバちゃん(笑)
(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾あはは
最凶伝説の先輩もオバちゃんには顔無
笑い転げる私も
『同じラーメン食べましたよ』と
お代は結構と言われたが
こんなに美味しくトッピングまでして
くれたオロチョンラーメンに
きっちり勘定して夜の街に繰り出した。
翌日から
【最凶伝説がオロチョン伝説】
に変わったのは言うまでも無い。