おことわり(このページの写真は全て他のHPやBLGからの借り物です。)
 
世界に名だたる売春窟、カルカッタのソナガチ(Sonagachi)
 
怖いもの見たさに興味だけで行ってみた。
 
場所は地下鉄のギリッシュパーク駅から10分くらい北上し左折した一帯。
 
ポケットに小銭とカメラを突っ込み、恐る恐る出かけて行ったのは夕方。
 
路地に入るとポン引き兄ちゃん達が鋭い視線を投げかけてくる。
 
「ここは興味本位な行きずりの旅人が来るとこじゃないでぇ・・・・・・・・・・」
 
ポン引き兄ちゃんは威嚇するように唾を吐きオイラを睨みつけた。
 
興味が怖さに打ち勝ち、構わずに奥の方へと進み突き当りを左折すると夕闇の中、
 
濃い化粧に派手な色のサリーを着た、年の頃なら20~50歳くらいの女性達が
 
ズラーッと並んで客を引いていた。
 
思わず引きずり込まれそうな美人もいたし、思わずエ~ッて声が出そうなデブで
 
年増なおばんも営業していた。
 
値段は100Rs(200円)から200Rs(400円)
 
客と話がつくと階段を上がり2~3階の小部屋に連れ込み事をいたす。
 
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彼女達は小さい頃にネパールやバングラディシュで誘拐されたり、インドの貧しい農
 
村地帯から売られてきたり、ここで生まれたりして、セックスワーカーになる。
 
小さい子供達は客を引く母親のすぐ傍で路地を走り回って遊んでいた。
 
法律に違反しそうな少女たちは路地には出ないで上の階で客を待つ。
 
階段には見張りがいて、窓には鉄格子もあり、少女達が逃げ出さないように管理し
 
ている。
 
逃げようとしたり、売春を拒否したりすると、蹴られ殴られ場合によっては殺されるこ
 
ともある。そしてそれらは一切表に出ることなく闇の中に葬られる。
 
ここは明らかに管理売春だ。誰も自由意志で働いている者はいない。
 
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彼女達はインドのカーストにも入らないダリット(不可蝕民)と呼ばれる最下層の
 
人々が多い。
 
インドはヒンズー教の教えもあり未だにカースト制度が厳然と存在している。
 
カースト制の中では職業も結婚も自由ではない。
 
彼女らはここでセックスワーカーの母親から生まれ、ここで母親の仕事を見て育ち
 
、ある年齢になるとここで客を取り、売春婦として一生を過ごす・・・・・・・・
 
洗濯人の子供は洗濯人、掃除人の子供は掃除人、屠殺人の子供は屠殺人・・・・・
 
彼女達は自分の力だけで切り開ける明日を持っていない!!
 
自分の境遇を、嘆き、あきらめ、絶望し、たぶん自分以外の誰も信じようとしない。
 
彼女達の眼でそれが解る。
 
彼女達の視線はクスリでもやっていそうに、しばしば宙を舞う。
 
投げやりなその視線は絶対に僕らと交わる事は無い。
 
 
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写真を撮ろうとしてカメラを構えた。
 
ポン引き兄ちゃんが飛んできて 「オイ、オイ・・・・ふざけたまねをしてくれんじゃねえか、ア~~~」
 
「金をよこせよ・・・金だよ、金」
 
「マネー、マネー」しか聞こえなかったがたぶんそんな事を言ったんじゃないかな?
 
恐怖とカルチャーショックと絶望の暗闇から、もう逃げ出したかった。
 
時間にしたら10分もいたのかな?
 
路地を突き抜け大通りに出た。たったの1分も歩くと世界は大きく変わった。
 
売春街ソナガチと大通りチョロンギーとはたった1分でも超えようの無い壁があった。
 
眼に見えない壁は彼女達の前に立ちはだかり希望を押しつぶしていた・・・・・。
 
 
 
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とゆうわけで写真は怖くて撮れなかった。
この写真は全て他のブログやHPからの借り物です。