ポーズを手放す

 

ヨガの先生に、

自分ができるようになりたい

ポーズを1つ決めて、

継続的に練習してみなさいと言われました。

 

1つのポーズができるようになるためには、

様々なアプローチが必要です。

 

1つのポーズにじっくり向き合うことで、

他のポーズの動きにもつながる気づきの

勉強になるとのことでした。

 

ちょうど、その頃、

カンボジアの伝統舞踊で活躍する

ハヌマン神を見て、

ハヌマンアーサナがやりたくなりました。

 

毎日、寝る前15分のストレッチに

前後開脚へのアプローチをいれて

1年弱ほど練習しました。

 

あと少しでお尻が床に付くというところで

何かが引っかかってしまったように

押しても引いても

動かない状態になってしまいました。

 

焦燥感がありました。

 

その後、体調不良が続き

寝る前のストレッチをしないで

眠りにつく日が続き、

決まったヨガの練習は続けましたが、

前後開脚に特化した練習はしなくなりました。

 

前後開脚の練習をやめて2カ月後、

ヨガのクラスで前後開脚の

シークエンスがありました。

 

すると、不思議なことに

すんなりとお尻が床についたのです。

痛みも無く、とても心地よく感じました。

 

それからは継続的に

前後開脚ができるようになりました。

 

その後、

他のポーズでも一回手放す作戦は

けっこう、うまくいっています。

 

ある程度の練習時間をとって、

様々なアプローチをして、

あともう少しというところで

煮詰まってしまった場合は、

1度手放してお休みします。

 

アサナの練習自体をやめるのではなく、

1回こだわっていたポーズの練習をやめます。

 

1度、特定のポーズの練習習慣がつくと

やめるのが怖くなるのですが、

少し勇気を出してやめてみます。

 

ヨガのポーズは形にはいれてからも

長い旅が続きます。

 

焦らず、ポーズを寝かせて

熟成させる期間も大事だと思いました。

 

(孫悟空はハヌマン神をモチーフにしていると言われています。)